「島尾忌」

狂うひと :「死の棘」の妻・島尾ミホ (新潮文庫)

狂うひと :「死の棘」の妻・島尾ミホ (新潮文庫)

分厚い梯久美子『狂うひと』を読んでいる最中なのだった。
南海日日新聞』の記事;


島尾夫妻の遺徳しのぶ 奄美市で島尾忌
11/13(水) 13:01配信南海日日新聞


 奄美ゆかりの作家・島尾敏雄(1917~86年)*1の命日に当たる12日、鹿児島県奄美市名瀬の旧県立図書館奄美分館長官舎(島尾家旧居)で「島尾忌」が行われた。会員や島尾ファンら約40人が参列し、島尾氏とミホ夫人の遺徳をしのんだ。

 島尾忌はNPO法人島尾敏雄顕彰会(潤井文子理事長)が主催。島尾氏の長男で写真家の伸三さん(71)夫妻と孫の真帆さん(41)も参列した。

 今年はミホ夫人の生誕100年に当たる。潤井理事長(75)は10日に開催したゆかりの地を巡る瀬戸内町加計呂麻島ツアーや講演会など顕彰会の取り組み*2を紹介し、「これからも地道な活動を行ってまいります」とあいさつ。鹿児島近代文学館(鹿児島市)の垂野秀子館長(65)らが奄美の文化振興に貢献した島尾氏の功績をたたえた。

 旧居敷地内の島尾敏雄文学碑に献花した伸三さんは「この官舎で父と母はそれまでにないほど落ち着いた生活を送っていた。官舎を残してくれたおかげで私たち家族はさまざまなことを思い出すことができる」と語り、参列者へ謝辞を述べた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191113-00010004-nankainn-l46

「遺徳」! これが文学者に相応しい言葉なのかどうかというのは問題だ。
ところで、島尾敏雄所縁の地のひとつでもある小岩につい最近偶々行ったのだった。