死体から遺体へ

承前*1

NHKの報道;


ライブ配信中に滑落? 富士山の遺体は都内の47歳男性
2019年11月12日 16時31分


先月、富士山に登る様子を動画配信サイトでライブ配信していた人が滑落する姿が流れ、その後、7合目付近で見つかった遺体について、東京 新宿区の47歳の男性と確認されました。警察は、この男性がライブ配信をしていたとみて詳しい状況を調べています。

先月28日、雪の積もった富士山に登る様子を動画配信サイトでライブ配信していた人が滑落する姿が流れ、警察が捜索した結果、2日後、7合目付近の標高およそ3000メートルのあたりで、遺体が雪に埋まった状態で見つかりました。

警察が調べたところ、亡くなったのは東京・新宿区に住む塩原徹さん(47)と確認されました。

ライブ配信をしていたとみられる人のツイッターのアカウントには都内から富士山五合目に向かうバスの乗車券の写真などが投稿されていて、警察によりますと、実際に塩原さんが高速バスの乗車券を購入した履歴があったということです。

警察はライブ配信していたとみて詳しい状況を調べています。

本人のものとみられるツイッターや動画配信サイトでは、司法試験の合格を目指していると自己紹介され、何度も富士山に登る様子などがライブ配信されていました。

静岡県警察本部山岳遭難救助隊は、登山中のライブ配信など注意力が散漫になる行為は行わないよう求めています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191112/k10012174211000.html

匿名的な死体から名前のある遺体へ*2
管見の限り殆ど語られることはなかったけれど、旧制度下における司法試験浪人というのは日本社会に独特の暗さを供給していた。この塩原さんは新制度の下で「司法試験の合格を目指してい」たのであって、事情は全く異なるのだろうけど。