あの日の日

湊彬子「ニューヨーク市、タンポンとナプキンを生徒に無償提供 「生理じゃなくて授業に集中できるように…」」https://www.huffingtonpost.jp/entry/nyc_jp_5dae585ae4b08cfcc320de55


National Period Dayというのは今年から始められたのか。


On October 19, 2019, we will rally in all 50 states in honor of the world’s first #NationalPeriodDay -- elevating the issue of period poverty and demanding real change to making period products more accessible for all and ending the #TamponTax. This is an inclusive rally! Whether you menstruate or not, EVERYONE is welcome. We especially need organizers from marginalized communities, so please share your email here (to the right) if you’re interested in getting more involved.

It’s 2019, and yet, 35 US States still have a sales tax on period products considering them non-essential items. 1 in 4 women struggle to afford period products due to a lack of income. In the first city-wide study on period poverty, it was found that 46% of low-income women had to choose between a meal and period products. Because of the period stigma that makes menstruation a taboo topic, we don’t often think about what it’s like for a homeless or low-income menstruator to get their period, and don’t have open conversations about period health or solutions to period poverty.
https://www.period.org/nationalperiodday

鍵言葉は「生理の貧困(period poverty)」。米国の多くの州で生理用品が「非生活必需品(non-essenial items)」と見做されて消費税の課税対象となっていることが批判されている。日本でも、生理用品は産経新聞よりも高い消費税がかけられているけれど*1。冒頭に挙げた『ハフィントン・ポスト』の記事で伝えられている紐育市が公立学校の生徒に生理用品を無料で配布するというのも「生理の貧困(period poverty)」に対する対抗という意味があるわけだ*2
See also


“What is National Period Day?” https://mashable.com/article/national-period-day-what-is/
Christopher Luu “What Is National Period Day?” https://www.instyle.com/news/national-period-day


さて、

有馬ゆえ「スウェーデン人は8歳で男女一緒に「生理」を学ぶよ。 LiLiCoの「もっとホンネで話そう。私たちのこと」」https://www.huffingtonpost.jp/entry/lilico_jp_5da7be45e4b0b5c9be48c9cb


LiLiCoさん曰く、


スウェーデン性教育が始まるのは、小学校2年生(8歳)から。

男女一緒の教室で、生理について、出産について、性行為について、ビデオを観たり、教科書を読んだりして学びます。「命が作られるための大切なものだよ」って。

生理については、ビデオを観ながら、「女性は子どもを作る可能性のある体を持っているので、月に一度生理になる」という説明を受けました。

性行為なら、教科書に載っていた裸で重なっている男女の写真を今でも覚えてる。腰のあたりにアドベントカレンダーみたいな扉があって、それをめくると性器がどういう形で挿入されるかイラストが描いてあるの。コンドームの付け方も、12歳ぐらいまでには授業で習ったはずです。

だから、スウェーデン人にとって、生理および性はタブーではないし、子どもであっても「生理は女性にとって当たり前の現象であって、恥ずべきものではない」という認識を持っているんです。生理中の女性に対して、不快感を示すようなことはしない。

確かに、10歳ぐらいになると、女子がプールの授業を休んだりすると、「あいつ生理でしょ」とコソコソ話す男子もいました。でも、「生理は、大人になったときに子どもを産めるようにする準備だから」ってたしなめる子の方が多いんです。

日本でも、もっと学校で生理について教育をしたらいいのに。小さいときは「パパになりたい」「ママになりたい」なんて本気では思っていないかもしれないけど、男女ともに生理がどれだけ女性の体にとって当たり前のことかを知ってほしい。文字通り「生理現象」なんだから。

先生たちも、生徒のために(性について)オープンになる勇気を持ってほしい。

もし男子が女子をからかうようなことを言ったら、「ダメだよ。あなたたちが父親になるためにも大事なことなんだよ。調べて理解しなさい」って注意するぐらいのことはしてほしいですよね。


日本は生理に対して「優しい」面もあると思う。私が18歳で来日して感動したことの一つが、日本の生理用品のクオリティの高さ! 

20年前の話ですが、スウェーデン時代に使っていたナプキンって、下着にきちんとくっついてくれなくて、気づくと「背中にある!」ってぐらいずれたのよ(笑)。

でも日本のナプキンは、背面のテープはしっかりしてるし、ウイングもついてるし、下着にも響かないし、最高だよね。

タンポンも衝撃だった。容器に入っているから、衛生的だし、手を汚さずに、しかも正しい位置に挿入できるでしょう? 生理用品の“アカデミー賞”ですよね。

スウェーデンではむき出しのものしかなかったから、自分の指で入れるしかない。スウェーデンって必ずトイレの個室に小さな洗面所があるんですが、「日本は、タンポンを入れるときに手が汚れないから洗面所がいらないんだ!」って感動したんです。

日本人と「運動」;

日本人の女性は、生理不順に悩んでいる人も多いですよね。冷えを感じている人も、便秘の人も多い。それってもしかしたら運動不足も原因のひとつなのかもしれません。

(日本の人たちは)歩くのも上手じゃないし、すぐ座るし、すぐエスカレーターに乗るし、日常的に運動する習慣がない。一駅分余計に歩いたり、ストレッチをしたり、個々の体やライフスタイルに合わせて運動を取り入れた方がいいと思いますね。

自分の人生に何が必要か、カスタマイズして考えるのが大事。

ただ、日本人が体をうまく使えないのも、実は教育のせいなんじゃないかなって思うんです。体育の授業で、自分の体をどう使うのか、考えさせてもらっていないんじゃないかな?