“Japan whaling: Why commercial hunts have resumed despite outcry” https://www.bbc.com/news/world-asia-48592682
日本のIWC脱退に伴う商業捕鯨再開について。日本が再開するのは日本領海と排他的経済水域での所謂沿岸捕鯨。しかし、日本領海はともかくとして排他的経済水域は国際法上問題であるという解釈もある;
また、『朝日新聞』の記事;
"Within its 12 mile coastal waters, Japan can do whatever it wants," Donald Rothwell, professor of international law at the Australian National University, told the BBC.Beyond that, in its 200 miles (322km) exclusive economic zone and of course the high seas, the country is bound by the UN Convention on the Law of the Sea*1.
Article 65 of said convention mandates that "states shall co-operate with a view to the conservation" of whales and "shall in particular work through the appropriate international organizations for their conservation, management and study".
下関、紀州の太地*2、房州の和田浦*3はともかくとして、釧路の捕鯨というのは知らなかった。
31年ぶり 商業捕鯨のクジラに舌鼓「馬肉に似て美味」
7/4(木) 12:43配信 朝日新聞デジタル
31年ぶりに再開した商業捕鯨でとれたミンククジラの鯨肉が4日、北海道釧路市で初めて店頭に並んだ。「釧路の台所」と呼ばれる釧路和商市場では、観光客らが鯨肉をのせたどんぶりを味わった。
この日は、1日に釧路港に水揚げされたミンククジラ2頭の肉計560キロが、釧路市内の2卸売市場で取引された。調査捕鯨とは異なり、船上で血抜きなどの作業ができるため、鮮度が上がっているという。
東京から来た観光客の男性(34)は、客が店頭で具材を決められる市場の名物「勝手丼」で鯨肉を選んだ。「おいしい! 馬肉に似て、あっさりしている」と声を上げた。
鮮魚店主の売り場責任者は「事前の注文もあり、赤肉をメインに13キロ仕入れた。価格は(調査捕鯨の鯨肉と同じ)昨年並みだが、これより上がると客が離れてしまうかな」と話した。
釧路沖での捕鯨は7日まででいったん終了する。再開は9月になる。(宮永敏明)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190704-00000034-asahi-soci
なお、戦後文化としての鯨肉については、例えば、
Rupert Wingfield-Hayes “Japan and the whale” http://www.bbc.com/news/world-asia-35397749 *4
*1:https://www.un.org/depts/los/convention_agreements/texts/unclos/unclos_e.pdf
*2:See eg. https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100606/1275795070 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170908/1504878563
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100518/1274141582 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20100722/1279732727
*4:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160211/1455161023