「天武」以来?


保立道久*1@zxd01342

倭国王家の祖神は高御産巣日(タカミムスヒ)という神です。神話の至高神がこの神であることは本居宣長の段階から明らかで、それは歴史神話学の通説では本来の祖神となっています。これは日本社会では歴史学と社会常識がいかに離れているかをもっともよく示す例です。歴史学は馬鹿にされている訳です。


原 直史@HARA_Naofumi
今日の19時のニュースでは「皇室の祖先とされる」に変わっていた。内部でも問題化したか。しかし当初の原稿が疑問視されずスルーしてしまったのが恐ろしい。…
https://twitter.com/HARA_Naofumi/status/1119220858650628096
6:19 AM - 19 Apr 2019
https://twitter.com/zxd01342/status/1119229095508709377

佐藤由美子(Yumiko Sato)@YumikoSatoMTBC
Apr 19

とても興味深いです。今、戦争についての記事を書いており、「容赦なき戦争」(ジョン・ダワー著)という本を読んでいます。その中で、天照大神天皇の関係性が戦時中に強調されたことが書かれていますが、その主張そのものが歴史学的には間違っていた、ということでしょうか?
https://twitter.com/YumikoSatoMTBC/status/1119452454502961154


保立道久@zxd01342

Replying to @YumikoSatoMTBC
はい。アマテラスが皇祖神とされたのは、天武天皇の頃のことです。それ以前はタカミムスヒとオオクニヌシが神話の神として強力に存在していました。国譲→天孫降臨→「神武東征」神話の主宰神はタカミムスヒでした。これは(ニュアンスはいろいろでも)本居宣長平田篤胤もいっていることですし、

9:28 PM - 19 Apr 2019
https://twitter.com/zxd01342/status/1119457771034800128

たしか、岡田英弘倭国*2では、壬申の乱のときに出現した新興神にすぎないと断言していたけれど。
倭国―東アジア世界の中で (中公新書 (482))

倭国―東アジア世界の中で (中公新書 (482))