Survivals

辰井裕紀「パソコン通信“最後のホスト”「死ぬまで続ける」と語る理由」http://bunshun.jp/articles/-/7483


パソコン通信*1は2018年5月現在、日本全国で5つ残っている。ここで取り上げられているのは「西和ネット」*2と「はんぞーBBS」*3。後者は16年間の休止の末に2013年に復活した。


「死ぬまで続ける」と口をそろえたお2人。そして先ほどの山田さん*4に「なぜ続けるのか?」を問うと、ポツリと返ってきた言葉がある。

パソコン通信ホストは『DASH島』のようなものです。無人島で、トロッコの線路を敷いたり、水を引いたり、レンガを焼いたり、いろいろ工夫して狙い通りに動くのが面白いのであって、それができたから、どうなんだ? とかは考えておりません。といいますか、それを聞いてはいけません。おおよそ人間のすることに大した意味などないのであって、ましてや興味のない方は、意味なんか感じなくて当然です」

悟ってる!
さて、

「インターネットに比べ、パソコン通信はクローズドな世界です。SYSOPを筆頭に投稿の管理や監視が行われていて、無法地帯なインターネットに比べてモラルは高かった。また荒らしを防止するために『要注意リスト』もホストの間で出回っていたそうです」

パソ通では、2ちゃんねる以上に制約がある中で工夫されたアスキーアート文化もありました。そんな『テキスト文字だけでやり取りしていた時代の文化』を廃れさせないためにも、数少ないホストとして頑張ります。できれば死ぬまで維持しようと思っています。また人が集まったら、オフ会もやりたいので……」

これは「はんぞーBBS」の人。もう無形文化財に指定してもいいと思うのだけど。
パソコン通信」と「インターネット」との関係はもうちょっと詰めて考える必要があるかも。この2つは別物なのか。寧ろ、「パソコン通信」というのは「インターネット」の一部なのでは? インターネットそれ自体が、諸々の「パソコン通信」とかLANといった局所的でクローズドなネットワークのネットワークとして発達してきたというところはあるのでは? それで、wwwの発明以降、インターネットは独自の進化を遂げて、「パソコン通信」とは別物であるかのような様相を呈するようになったということでは? また、オープンなインターネット空間から、「パソコン通信」的なもの、つまりクローズドで庇護された空間に回帰したいという欲望は常に存在しており、SNSというのはそうした退行の現われのひとつなのでは?