5割超え

『ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;


大学生「読書時間0分」初めて過半数超え 読む・読まないで「二極化」の傾向
本を読むかどうかは「高校生までの読書習慣で決まる」という意見も…。



1日の読書時間が「ゼロ」の大学生が2017年、初めて5割を超えたことが26日、全国大学生協連合会の調査で分かった。一方、「読書をする」という大学生の平均読書時間は1日あたり51・1分で前年より2・5分延びており、「二極化」が進んでいるようだ。

調査は昨年10〜11月、大学生協を通じて、全国の国公私立30大学の学生を対象に実施し、約1万人から回答を得た。その結果、1日の読書時間が「0」と答えた学生は53・1%で、前年より4・0ポイント増加。この5年間で比較すると、18・6ポイントも増えていた。

読書時間を「120分以上」と答えた学生は5・3%で、10年以上にわたってほぼ横ばいで続いている。同連合会は「大学生になって本を読むかどうかは、高校生までの読書習慣で決まっているのではないか」と分析している。(杉原里美)

朝日新聞デジタル 2018年02月26日 23時51分)
http://www.huffingtonpost.jp/2018/02/26/reading-books_a_23371702/

「全国の国公私立30大学」ということは、日本全国の生協がある大学全てが対象ということではなく、事前に調査対象大学をランダム・サンプリングしたということ?
また、「大学生になって本を読むかどうかは、高校生までの読書習慣で決まっているのではないか」と「分析している」ということだけど、これは、ジェンダー、理系/文系、地域性(大都市圏かそれ以外か、など)、大学の偏差値等々の変数よりも、「高校生までの読書習慣」の影響が強かったと理解してかまわないのか。
まあ、それは納得しやすいし、そんなの当たり前じゃないかと思う人もいるだろう。まあ、幼児期の絵本の読み聞かせに始まる読書習慣の涵養が高い「学力」の獲得に寄与しているというのは既に常識と化しているだろう*1