「お祝い」と「お見舞い」の間など

朝日新聞』の記事;


陸自隊員1人死亡 草津白根山噴火、雪崩は確認できず
山本孝興2018年1月23日21時35分


 群馬県草津町草津白根山で23日に発生した噴火で、噴火とほぼ同じ午前10時ごろ、東側にある草津国際スキー場に多数の噴石が落下した。スキー場で訓練中だった陸上自衛隊員30人のうち、噴石が当たった男性陸曹長(49)が死亡し、ほかにも隊員7人やスキー客ら計11人も噴石で骨折するなどのけがをした。

 草津白根山は主に三つの山から成り、気象庁は、北側の白根山(標高2160メートル)を噴火の可能性が高いとして24時間監視していたが、今回は警戒していなかった本白根山(同2171メートル)の東側にある鏡池付近の火口で噴火した。

 防衛省によると、陸曹長1人が死亡したほか、隊員5人が骨折などの重傷、2人がけがをした。現場にいたのは陸上自衛隊第12旅団(司令部=群馬県相馬原駐屯地)のヘリコプター隊で、積雪地での救助活動などに備えたスキー訓練中だった。隊員30人が複数グループに分かれて訓練を開始し、8人が山頂から滑走中、噴石に見舞われた。残る22人はふもとにいたという。当初、雪崩に巻き込まれたとしていたが、その後、雪崩ではなく、噴石によるけがと明らかにした。

 県災害対策本部などによると、山頂とふもとを結ぶ「白根火山ロープウェイ」(全長2400メートル)のゴンドラに噴石のようなものが当たり、窓ガラスが割れて乗客がけがをした。このほか、スキー客ら約80人が一時、山頂駅(標高約2千メートル)付近に取り残されたが、日没ごろまでに自衛隊のヘリコプターや民間のスノーモービルで救出された。

 気象庁は、同日午前9時59分から8分間、振幅の大きい火山性微動を確認したとしており、この間に噴火したとみて調べている。

 同庁は同日、噴火警戒レベルを活火山であることに留意するレベル1から、段階的に、入山を規制するレベル3まで引き上げた。24日以降、本白根山にも地震計や監視カメラなどを設置する方針だという。草津白根山で噴火が起きたのは、白根山山頂付近の湯釜火口周辺で1983年12月に水蒸気噴火を起こして以来。鏡池周辺では約3千年前に噴火したとみられている。(山本孝興)

     ◇

 防衛省は、当初、雪崩に巻き込まれたとしていたが、「気象庁は雪崩という範疇(はんちゅう)のものは起きていないとしている」として訂正した。

 草津町も「雪崩の事実は確認できていない」としている。
https://www.asahi.com/articles/ASL1R4VX2L1RUTIL043.html

お見舞い申し上げますとしかいいようがない。また、お見舞い申し上げるべき人はもう一人いるようだ。枝野幸男*1


安藤健二枝野幸男氏が、草津白根山の噴火被害者を「心からお祝い」したとネットで拡散 ⇒ 実際には…」http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/24/edanoyukio-shirane_a_23341878/
安藤健二枝野幸男氏、滑舌の悪さを謝罪。「お見舞い」が「お祝い」に聞き間違えられて拡散」http://www.huffingtonpost.jp/2018/01/24/edano-katsuzetsu_a_23342922/


問題になったのは、


草津白根山の噴火によって、訓練中の自衛官の方が亡くなられました。心から哀悼の意を表します。また被害に遭われた皆さまに、心からお見舞いを申し上げます*2
まあネット上には何かにつけて枝野氏を貶めようとする悪意の輩がうじゃうじゃいるだろうということは想像に難くないけれど、これもまた、お見舞い申し上げますとしかいいようがない。
「滑舌」の良し悪しをチェックするのは、「滑舌」を発音させてみるのがいちばん手っ取り早い方法だと思う。これはとても発音しにくくて、私の場合はついついカツレツと言ってしまう。