田原桂一

J-CASTニュース』の記事;


写真家田原桂一さん死去、65歳
2017/6/ 7 14:17


日本の写真家では最も国際的に活躍した一人、田原桂一(たはら・けいいち)さんが2017年6月6日、肺がんのため東京都内の病院で死去した。65歳だった。各紙が報じた。

写真家だった祖父の影響で子供のころから写真に親しみ、70年代の初頭にフランスにわたった。パリを拠点に「光」をテーマとした作品を手掛け、77年にアルル国際写真フェルティバル新人大賞を受賞。海外での評価が先行し、その後、日本でも日本写真家協会新人賞、木村伊兵衛賞なども受賞した。光にこだわったアート的な写真で独自のまったく新しい映像世界を切り開いた。

『世紀末建築』全6巻(講談社)など多数の写真集があり、フランス芸術文化勲章、パリ市芸術大賞なども受けた。2004年には「田原桂一 光の彫刻」が東京都庭園美術館で開かれたほか、14年にはパリ・ヨーロッパ写真美術館で回顧展が開かれた。
https://www.j-cast.com/2017/06/07299942.html?p=all

『fashionsnap.com』の記事;

写真家の田原桂一が逝去「Les Sens」展は予定通り開催へ
2017年06月06日 19:00 JST



 木村伊兵衛写真賞やフランス芸術文化勲章シュヴァリエ、パリ市芸術大賞など数多くの賞に選ばれてきた写真家の田原桂一が、逝去した。享年65歳。ポーラ ミュージアム アネックスが主催する同氏の写真展「Les Sens」は予定通り6月9日から開催される。

 田原桂一は1951年生まれ。1971年に渡仏してから写真家としての活動をスタートし、光をテーマにさまざまな作品を発表してきた。1977年には「窓」シリーズでアルル国際写真フェスティバル大賞を受賞。また、「カルティエCartier)」や「ドン・ペリニヨン(Dom Pérignon)」など世界的ブランドのブランディングコンサルタントとして数多くの広告や企画を手掛け、昨年12月にはデザイナー山本耀司の展覧会「YOHJI YAMAMOTO / モード写真」*1に参加するなど、精力的に活動を行ってきた。

 「Les Sens」では、2015年にフランス・リヨンで発表し話題を集めた手をモチーフにした写真作品「Les mains」を日本初公開。会場の床一面に砂を敷き詰め、その上にレーザーを用いてプリズムの光を演出するなど、空間全体で田原の作品を楽しめる構成にするという。

田原桂一「Les Sens」
会期:2017年6月9日(金)〜7月9日(日)31日間 ※会期中無休
開館時間:11:00〜20:00(入場は19:30まで)
入場料:無料
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
   中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
アクセス:東京メトロ 銀座一丁目駅 7番出口すぐ / 東京メトロ 銀座駅 A9番出口から徒歩6分
     JR 有楽町駅 京橋口から徒歩5分

ポーラ ミュージアム アネックス:公式サイト*2
http://www.fashionsnap.com/news/2017-06-06/tahara-keiichi/

1980年代の前半辺りに「田原桂一」という名前を知り、その作品に戦慄を覚えたのだが、その名前と作品を知った媒体を思い出せない。写真やアートの専門誌ではなかったことはたしかなのだが。


公式サイト
http://www.keiichi-tahara.com/
Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Keiichi_Tahara
https://fr.wikipedia.org/wiki/Keiichi_Tahara
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B0%E5%8E%9F%E6%A1%82%E4%B8%80


See also
Valérie Duponchelle “Mort du photographe Keiichi Tahara” http://www.lefigaro.fr/flash-actu/2017/06/06/97001-20170606FILWWW00361-mort-du-photographe-keiichi-tahara.php

*1:See 「ヨウジヤマモト展覧会「モード写真」開催、限定ショップ同時オープン」http://www.fashionsnap.com/news/2016-12-09/yohjiyamamoto-mode-limited/

*2:http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/