大洗で被曝

朝日新聞』の記事;


作業員5人が放射能汚染 茨城・原子力研究開発機構

2017年6月6日17時47分


 日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で6日午前11時ごろ、燃料研究棟と呼ばれる施設で核燃料物質の保管容器を点検していた作業員5人が放射性物質に汚染される事故があった。5人は服などに付着した物質を除染する処置を受けた。原子力機構が被曝(ひばく)量などを調べている。
http://www.asahi.com/articles/ASK665TX6K66ULBJ00L.html


放射性物質拡散、体に付着か 研究施設で容器の点検中

2017年6月6日18時21分


 日本原子力研究開発機構の大洗研究開発センター(茨城県大洗町)で6日午前11時ごろ、燃料研究棟と呼ばれる施設で、ウランやプルトニウムが保管された容器を点検していた作業員5人が放射性物質に汚染される事故があった。5人は体に付着した物質を除染する処置を受けた。原子力機構が被曝(ひばく)量などを調べている。建物の外への放射能漏れはなかったという。

 原子力規制委員会に入った情報によると、放射性物質が飛び散らないように覆っていたビニールが容器の点検中に破れ、粉末状の放射性物質が飛び散った可能性があるという。作業員は、半面マスクと防護服を身につけていた。
http://www.asahi.com/articles/ASK665WRSK66ULBJ00P.html

時事通信の記事;

原子力機構職員ら被ばく=5人に放射性物質付着−外部漏えいなし・茨城


 6日午前11時15分ごろ、茨城県大洗町日本原子力研究開発機構大洗研究開発センターで、保管中の核燃料物質の点検作業をしていた男性職員ら5人が被ばくするトラブルが発生した。負傷者はおらず、外部への放射性物質漏えいはないという。

 原子力機構によると、同センターの燃料研究棟で、核燃料に用いるプルトニウムやウランの酸化物が入った金属容器の点検作業中、容器を収めた外側のビニール製バッグが破裂し、5人の手足や耳などに放射性物質が付着した。過去にバッグの破裂事故はなかったといい、原子力機構が原因を調べている。
 5人はいずれも防護用マスクなどを着用していたが、3人の鼻腔(びくう)内から最大24ベクレルの放射性物質が検出された。微量の放射性物質を吸引したとみられる。原子力機構は「健康に影響を及ぼすレベルではない」と説明しており、内部被ばく量を詳しく測定する。(2017/06/06-20:57)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017060601044&g=eqa

実は、茨城県東海村*1以外にも原子力関連施設が存在しているということも知らなかった(汗)。「ビニール製バッグ」がたんに破れただけでなく「破裂」したということは、何らかの急速な圧力の高まりがあったわけですよね。また、「防護用マスクなどを着用していたが」「鼻腔(びくう)内から最大24ベクレルの放射性物質が検出された」というのを読んで、何のための「防護用マスク」なのかと一瞬思ったけど、これは「マスク」を着けていたからこの程度の被曝量で済んだということなのか。