門真と調布

大阪郊外と東京郊外。若者と中年。この2つの事件は何処か共通するものを有しているようだ。
朝日新聞』の記事;


通学路暴走「邪魔、思い知らせるため」 2容疑者逮捕

2017年5月27日10時49分


 大阪府門真市の住宅街の通学路で乗用車を暴走させたとして、府警は27日、運転していた同市の少年(19)と、同乗していた知人の会社員東克斗志(あずまかつとし)容疑者(20)=同市=を殺人未遂の疑いで逮捕し、発表した。いずれも「殺そうとは思っていなかった」と容疑を否認しているという。クラクションを鳴らしながら減速せずに走る動画がインターネットに投稿され、問題になっていた。

 門真署によると、逮捕容疑は、19日午後4時ごろ、多くの中学生らが下校中だった門真市内の市道で、接触すれば歩行者が死亡しかねない速度で車を暴走させたというもの。少年は「(普段)小中学生が広がって歩いていて邪魔だったので、思い知らせるためにスピードを出して走った。その動画を撮ろうと(東容疑者に)話した」と説明。東容疑者は、自身が動画を撮影したことを認めているという。2人は26日午後、門真署に出頭していた。

 この動画は約20秒間で、狭い道路を車が何度もクラクションを鳴らしながら減速せずに走り、下校中とみられる小中学生が慌てて逃げる様子が映っていた。車内の男が発したとみられる「どけこら、お前ら」という声も入っていた。
http://www.asahi.com/articles/ASK5W03GVK5VPTIL03K.html

容疑者が「殺そうとは思っていなかった」と殺意を否認しているにも拘らず「殺人未遂」というのは、所謂〈未必の故意〉ということ?

駅ホームで突き飛ばし、電車に接触させた疑い 男を逮捕

2017年5月28日08時13分

 東京都調布市菊野台2丁目の京王線柴崎駅のホームで27日午後11時15分ごろ、29歳の男性が突き飛ばされ、ホームを発車した直後の電車の側面に接触した。男性は頭にけがをして一時意識を失ったが回復し、命に別条はないという。

 警視庁は、近くに住む土木作業員の近藤洋夫容疑者(43)を殺人未遂容疑で現行犯逮捕し、28日発表した。「何もしてないのにこんな目に遭うなんて」と容疑を否認しているという。

 調布署によると、近藤容疑者は同駅周辺で、被害男性を含む男性4人に「さっきぶつかっただろう」と因縁をつけ、ホーム上まで同行。被害男性が「おじさん落ち着いて」と諭すと、「上から物言ってんじゃねえ」と怒り、突き飛ばしたとみられるという。当時、近藤容疑者は酒に酔っていたという。両者に面識はなく、署は偶発的なトラブルとみている。
http://www.asahi.com/articles/ASK5X0F54K5WUTIL02B.html

もしかして、43歳の男を「おじさん」と呼んだのが運の尽きだったのかも知れない。