ハイソなオヤジ

先週の『朝日新聞』の記事;


「くるぶしソックスの女子高生殺す」脅迫容疑の男を逮捕

浅野秋生

2017年5月18日19時49分

 くるぶしまでの長さの靴下で通学する女子高校生に危害を加える、と学校に脅迫電話をかけたとして、福岡県警は18日、会社員白川堅太郎容疑者(48)=福岡県宗像市東郷5丁目=を威力業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。容疑を認め「ハイソックスが好きで、くるぶしソックスは嫌いだった」と供述しているという。

 宗像署によると、白川容疑者は4月28日午後1時50分ごろ、同市の県立宗像高校に電話で「くるぶしまでの靴下をはいている生徒を見つけたら殺すぞ、分かったな」と脅迫。学校職員に警戒させるなどして業務を妨害した疑いがある。

 同校では1年前から「生徒が黒タイツを履くのをやめさせろ」と電話がかかり始め、次第に「襲う」「殺す」とエスカレートしていった。調べに「市内にある別の複数の学校にも靴下に関して同様の要求をした」と供述しているという。(浅野秋生)
http://www.asahi.com/articles/ASK5L4QZRK5LTIPE012.html

所謂フェティシズムの事例*1
私も「ハイソックス」には萌えるところがあるので、白川さんの気持ちもわからないではない。しかし、「殺すぞ」と脅迫することが許されないというのは言うまでもない。どうしてもということなら、キモいオヤジ! と罵倒されながらも、一人一人説得すべきだろう。まあ「黒タイツ」も許容できない「ハイソックス」原理主義者だったわけだ。何故「ハイソックス」に(のみ)欲情するようになったのかという起源を探るべく、自伝《ハイソックスと私》をものしていただきたい。
ところで、1970年代、私が中学生の頃、校則で女子の「ハイソックス」は禁止されており、女子は三つ折りのソックスを穿くことになっていた。こういう「ハイソックス」禁止が全国的な風潮だったのかどうかも知らないし、何故「ハイソックス」が禁止されたのかも知らない。最初、白川堅太郎のフェティシズムは1970年代の教育者のフェティシズムと関係があるのかしらとも思ったのだが、彼は微妙に若い。