徳州巴里とか

和泉涼「北海道の中に「岐阜」「鳥取」「愛知」がある! 全国の地名が集まりまるで本州」http://www.excite.co.jp/News/bit/E1476773962779.html


曰く、


あるTwitterユーザーが出身はどこか聞かれ、岐阜と答えたら「岐阜ってどこ? 北海道?」と笑いながら返された」という体験談を投稿。これをきっかけに北海道に「岐阜」という地名があることを知ったそう。

この投稿に他のユーザーたちも驚きつつ、続々と北海道にある他地域と同じ地名の情報が集まりはじめる。
まず、有名なのは札幌市の隣にある「北広島市」だろう。明治時代、この地域を開拓した広島県からの入植者たちが自分の出身地である「広島」という名前を付けたとのことだ。この北広島市広島県にある「東広島市」と姉妹都市提携を結んでいる。

さらに、釧路市には「鳥取」という地名があり、こちらも鳥取県にある“本家”鳥取市姉妹都市提携を結んでいる。釧路市の公式サイトによると「明治17年、18年に鳥取士族513名が、現在の札幌市鳥取地区に移住」してきたそうで、こちらも歴史的な結びつきが強いらしい。

まだまだ北海道には他の地域と同じ地名が存在し、札幌市には「山口」「福井」、北海道の西にある久遠郡には「愛知」という地名、そして「徳島」も同じ久遠郡に存在している。さらに「福島」「宮城」「岩手」「山形」「秋田」「山梨」「香川」「栃木」「土佐」「熊本」と日本各地の地名が北海道には散りばめられており、「字面だけ見たら完全に本州だな」と驚きの声があがる。

それは北海道が米国と同様に移民社会だったということの表れだろう。米国にも世界中の地名があるんじゃないか。Paris, Texasとか*1。また、ボストンも本家本元は英国にあるのだった*2。さらに、米国と北海道には共通点がある。北海道の地名というと、札幌とか稚内とか知床といったアイヌ語の地名を挙げないわけにはいかない。米国でも、アイオワとかオレゴンとかミネソタといった先住民の言葉に由来する地名は目立っているのだ。
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See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090213/1234543149