醍醐の

「ゲット・バック」http://d.hatena.ne.jp/washburn1975/20150331


「5人目のビートルズ*1は誰かという問題。まあ、プロデューサーのジョージ・マーティン、マネージャーのブライン・エプスタイン、助っ人としてキーボードを弾いたビリー・プレストン*2でしょうね。ちょっと捻って、アラン・パーソンズ*3かなとも思ったのですが、彼はビートルズが存続していた頃はほんの駆け出しで、大きくブレイクするのはビートルズ解散後なので、「5人目のビートルズ」はやはビリー・プレストンだということにしておきましょう。
さて、「ゲット・バック」の映像というと、映画『レット・イット・ビー』*4の「屋上コンサート」*5ということになるだろう。Wikipediaに曰く、


映画は1980年代の始めに、クレジットで名を連ねている解散当時のビジネス・マネージャー、アラン・クレインの手によってソフト化されたものがリリースされたが、ビートルズ側がアブコ側での勝手なリリースにストップをかけ、販売が中止となる(VHSヴィデオ、RCA SelectaVision videodisc、レーザーディスクでのリリースが確認されている)。以降正式にリリースされることはなく、これらからコピーされた海賊盤が流通することになってしまう。

2004年以降、ポール・マッカートニーを含め、複数の関係者の口からDVDに向けての作業が進められていることが語られているが、2010年現在、正式なリリースは発表されていない。現在、正式に入手できるのは抜粋が収録された映像版『ザ・ビートルズ・アンソロジーVo.8』のみである。

また2007年2月のニール・アスピノール(元アップル・コア代表取締役)のインタヴューでは、DVD向けにリマスタリングを行っていることを語り、こう述べた。「The film was so controversial when it first came out. When we got halfway through restoring it, we looked at the outtakes and realized: this stuff is still controversial. It raised a lot of old issues.」*6これは「レット・イット・ビー」がDVDとして再版されるまでに非常に長い時間が掛かるであろう事を暗示している。

しかし、amazon.co.jpには『レット・イット・ビー』のDVDが出ていて、あれっ! と思ったのだが、これはブートレッグのようだ。また、1978年に映画『胡椒軍曹寂寞心倶楽部楽隊』*7がつくられ、ビリー・プレストンが出演し、「ゲット・バック」を歌っているのだった。ところで、『ぎんざナウ!』という番組があって、そこでイアン・ギランが沢田研二と一緒に「ゲット・バック」を歌ったということがあったと思う*8
Let It Be [DVD] [Import]

Let It Be [DVD] [Import]

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1978)

Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band (1978)

まあ、5人目のLed Zeppelinということだと、ピーター・グラントしかいないわけで、話は簡単になる。また、5人目のピンク・フロイドということだと、シド・バレット*9しかいないわけだけど、シドを「5人目」というのにはかなりの違和感がある。というか、シド・バレットこそがそもそものピンク・フロイドであるわけだから。