いのつく動物

先ずは鰯。『朝日』の記事;


イワシが港を埋め尽くす 北海道、漁業者「初めて見た」

深沢博


2014年11月6日20時07分


 北海道浦河町の浦河港に5日から6日未明にかけて大量のマイワシが入り込んで港を埋め、町や漁協関係者らが回収作業に追われた。3日にはむかわ町沿岸のむかわ漁港などに約20トンのマイワシが打ち上げられたばかり。東胆振、日高沿岸でのマイワシ「異変」に、漁業者らは「こんなことは記憶にない」と驚いている。

 浦河港内には、5日午後から体長10〜15センチのマイワシが入りはじめ、6日午前1時ごろには港を埋め尽くしたという。漁業者の一人は「60年生きてきて初めて見た」と話し、町内の男性は「20年ほど前にチカが大漁だったことはあったが、イワシは初めて」と驚いていた。

 日高中央漁協は、同日夕までに約23トンを回収したが、まだ多くが港内を泳ぎ回っていて、どのくらいいるのか、回収に何日かかるか見当がつかないという。
http://www.asahi.com/articles/ASGC6539DGC6IIPE011.html

当然、換喩的想像力を発揮して、これを何らかの天変地異の記号として読もうという人は少なくないのでは?

犬。
『読売』の記事;


河川敷に犬40匹の死体…土手や草むらにも散乱

読売新聞 11月1日(土)9時52分配信


 31日午前11時40分頃、栃木県さくら市氏家の鬼怒川河川敷で、通行人の男性が小型犬約40匹の死体を見つけた。

 宇都宮東署によると、犬の死体は河川敷のほか土手や草むらに散乱していたという。いずれも小型種の成犬で、首輪はなく、目立った傷はなかった。同署が廃棄物処理法違反などの疑いで捜査している。

最終更新:11月1日(土)9時52分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141101-00050017-yom-soci

また、

また犬27匹の死骸、生きている犬も5匹発見

読売新聞 11月5日(水)20時21分配信


 5日午前10時半頃、栃木県那珂川町富山の林道のがけ下で、県動物愛護指導センターの職員が27匹の犬の死骸を見つけ、県警に通報した。

 県警は廃棄物処理法違反の疑いで捜査している。

 発表によると、27匹はミニチュアダックスフント、トイプードル、チワワなどの小型犬の成犬だった。腐敗が進んでいたが、目立った外傷はなかった。どの犬にも首輪はなく、赤い服を着ている犬が1匹いた。

 現場近くの林道で複数の犬がほえていると同センターに連絡があり、職員が確認していた。死骸が見つかった場所では生きているトイプードル1匹が、林道では生きている犬4匹が発見され、いずれも同センターに保護された。

 県内では10月31日、約20キロ離れたさくら市の鬼怒川河川敷で、小型犬の成犬42匹の死骸が見つかっている。

最終更新:11月5日(水)23時1分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141105-00050181-yom-soci

musinone「ペット葬儀業者か?またしても栃木で大量の犬の死体が発見される」http://matome.naver.jp/odai/2141519535005188801


「栃木県さくら市氏家の鬼怒川河川敷」はともかく、「那珂川町富山」の場合は、「生きている犬」も発見されているので、「葬儀業者」ではないだろう。
また、『スポーツ報知』の記事;


犬の死骸、新たに27匹発見 同じ業者?まとめて毒殺?

スポーツ報知 11月6日(木)7時5分配信


 栃木県内でまた、大量の犬の死骸が見つかった。5日午前10時半頃、栃木県那珂川町富山の林道の崖下に、小型犬27匹の死骸が放置されているのを、県動物愛護指導センターの職員が見つけた。県警では何者かが捨てた可能性があるとみて、廃棄物処理法違反などの疑いで調べている。10月31日には、宇都宮市の鬼怒川河川敷で40匹以上の犬の死骸が見つかっており、県警が関連を捜査している。

 県警那珂川署によると、27匹の小型犬の死骸は、林道脇の崖を8メートルほど下った斜面に散らばっていた。死んでいたのはミニチュアダックスフント10匹、トイプードル4匹などペット向けの複数の犬種だったが、一部は腐敗し、判別がつかない状態だったという。目立った外傷はなかった。

 現場は、JR烏山駅の北東約7キロ。町役場近くの沢を西側に入り、多目的集会場から約2キロ離れた山林で、ふだんは人が足を踏み入れない。近所の住人が「野犬がうるさい」と町役場に連絡、確認に行った動物愛護指導センターの職員が現場付近で、衰弱したトイプードル1匹を見つけた。少し離れた場所で比較的元気な4匹も捕獲。死骸は、その時に発見された。投棄後、数日が経過しているとみられる。

 10月31日に40匹以上の死骸が見つかった宇都宮市の鬼怒川河川敷からは直線距離で約20キロ。車なら国道293号線を通って1時間前後で行き来できる距離で、県警では関連を調べている。

 警察OBの作家、北芝健氏は「同一犯のペット業者が絡んでいる可能性が限りなく高い。売れ残った犬を生かしておけば犬舎のスペースがなくなり、餌代もかさむ。餌に農薬を混ぜてまとめて毒殺した可能性がある」と指摘した。

 犯人逮捕の可能性については「ペット問題専門の警察がいる米国と違い、日本ではペットの知識がない生活安全課が対応するしかなく、難航するかも。同業者からの密告などで捕まることはあると思う」と話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141105-00000301-sph-soci

悪質な「ペット業者が絡んでいる可能性が限りなく高い」ということは肯けるけれど、警察は既に解剖の結果を公表しているのか。
ところで、今気づいたのだが、「10月31日に40匹以上の死骸が見つかった」のは「さくら市」なのか、それとも「宇都宮市」なのか、どっちなの? また、鬼怒川は、上流部と(利根川に合流する)下流部はイメージがあるけれど、宇都宮辺りを流れる中流部はちょっとイメージがなかったのだ*1

*1:http://matome.naver.jp/odai/2141519535005188801には上流部の写真が貼ってあって、誤解を招く。