渋谷なのに「狭山」

埼玉県狭山といえば狭山事件*1狭山茶ということになる。さて、大岡昇平『幼年』*2に、「幕末から明治初年へかけての道玄坂*3狭山茶の栽培地で、東海道線の開通によって、宇治茶静岡茶が大量に流入するまで、東京の並茶の供給を引き受けていた」という記述あり(p.77)。渋谷でも「狭山茶」なのね。

幼年 (講談社文芸文庫)

幼年 (講談社文芸文庫)