埼玉県狭山といえば狭山事件*1か狭山茶ということになる。さて、大岡昇平『幼年』*2に、「幕末から明治初年へかけての道玄坂*3は狭山茶の栽培地で、東海道線の開通によって、宇治茶、静岡茶が大量に流入するまで、東京の並茶の供給を引き受けていた」という記述あり(p.77)。渋谷でも「狭山茶」なのね。
- 作者: 大岡昇平
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1990/12
- メディア: 文庫
- クリック: 5回
- この商品を含むブログを見る
*1:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20100222/1266853963 私が最初に狭山事件の概要を知ったのは佐木隆三『ドキュメント狭山事件』によってだったが。
*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120225/1330174519 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20140718/1405673906
*3:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20101114/1289734905 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120109/1326074496 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20120115/1326643979 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20130913/1379088500