引き返さなくてよかったね

『報知』の記事;

今度は航空機内で大暴れの北海道議が議員辞職…他の客と口論、CAに暴言

スポーツ報知 7月23日(水)7時5分配信


 北海道議会の自民党・道民会議の小畑保則議員(65)が22日、欧州視察の際に航空機内で他の乗客とケンカしたことが原因で議員辞職した。この日道庁で会見した小畑氏によると、13日に成田発フランクフルト行きの日本航空機内でリクライニングシートの角度を巡って乗客と口論。客室乗務員(CA)にも「倒産した会社が…」と暴言を吐き、日航側から「迷惑行為は慎むように」と警告を受けていた。

 東京都の「セクハラやじ都議」*1兵庫県の「号泣絶叫県議」*2など地方議会の失態が相次ぐなか、今度は北海道で「機内ブチ切れ道議」が現れた。

 22日、道庁で記者会見した小畑氏は「道民、議員の皆様に申し訳ない。失態を心から深くおわびする」と陳謝。この日、議員辞職願を提出し、加藤礼一議長が許可した。

 小畑氏の説明によると、欧州連合(EU)の農業・環境政策を調べる道議会の海外調査団の一員として渡欧するため、13日に成田発フランクフルト行きの日航機に搭乗。機内でウイスキーと自ら持ち込んだ焼酎のお湯割りを計4杯飲酒した。その後しばらくして、後ろに座っていた日本人の男性乗客がコンセントを差し込みたいと要望。CAを通じて、リクライニングシートをいったん戻すよう依頼された。

 これに小畑氏が激怒。男性乗客と口論になり、胸ぐらをつかんで拳を振り上げた。さらにCAに対しては「倒産した会社が何を言ってるんだ」などと暴言。あまりの暴れっぷりに、日航から到着地で「迷惑行為を慎むように」と警告まで受けた。

 道議会事務局などによると、調査団はドイツやフランスの農業政策などを調べるのが目的で、現地のワイナリーなどを訪れていた。小畑道議を含む自民党会派の道議3人、民主党会派の道議5人の計8人が参加。他の議員は小畑氏の騒ぎに気付かなかったとしている。

 一行は19日に帰国。小畑氏と自民党・道民会議の布川義治会長が22日に日航北海道支社を訪れ、一連の騒動を謝罪した。

 小畑氏は2003年の道議選で釧路市選挙区から出馬して初当選し、現在3期目。自民党会派の筆頭副会長を務めていた。ホームページでは趣味は「旅行」、座右の銘は「初心忘るべからず」とある*3

 会見で「酒に酔っていなかった。感情を抑えられなかった」とうなだれた小畑氏。怒りをコントロールできなかったツケは、議員辞職という形で払うこととなった。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140722-00000318-sph-soci

『読売』などの記事では、この小畑って、前の客がリクライニング倒すと、これに噛み付いているんだよね*4。まあ成田に引き返すとか、(何処の上空で怒ったのか/起こったのか知らないけれど)最寄りの空港に緊急着陸ということになって、ウクライナキエフ緊急着陸しようとして、どっかの地対空ミサイルに中てられちゃったということにならなくて、取り敢えずは幸いだったということはいえるだろう。JALの対応に問題があるとしたら、勝手に持ち込んだ焼酎を飲ませてしまったということだろうか。飛行機で酒を出すのは、客に勝手に呑ませないというか、飲酒をコントロールするという目的があるわけでしょ。そもそも米国系の航空会社だったら、酒に限らず液体を機内に持ち込むことは不可能。また或る意味で、この事件は〈日本の中国化〉という主題で論ずべきことなのかも知れない。2年くらい前、中国では、欧州の某航空会社のフライトが中国人乗客同士の喧嘩のために緊急着陸したとか、軍の幹部がCAをぶん殴ったとかいったニュースが話題になっていたのだった。