土曜日は永嘉路のArt Labor*1に久しぶりに行く。任芷田*2の『直観・物語(Items & Intuition)』のオープニング。今回は初めてアーティスト本人とお話しすることができた。
最初ギャラリーに入ったときは、ストレートな風景画もあったので、2008年や2009年に観たときと比べて、その作風の変化に戸惑った。勿論以前のような、文字を前面化した作品もある。それよりも、注目すべきなのは、手の込んだ立体作品(オブジェ)であろう。ポスターにも使われている巨大な「虎の尾」*3。或いは、生きた観葉植物の葉っぱに切り絵細工のように紋様を刻み込んだ「精緻的傷害(Exquisite Hurt)」。
(タイトルにおける)中国語と英語のずれはどう考えるべきか。
この日、久しぶりにGarden Booksに行って、Paul French The Badlands: Decadent Playground of Old Peking (Viking, 2012)を買う。これはMidnight in Peking: The Murder That Haunted the Last Days of Old China*4のスピンオフというべき本。とてもお洒落な装幀だが、その分お値段は高い*5。
ISBN:9780670080991

Midnight in Peking: The Murder That Haunted the Last Days of Old China
- 作者: Paul French
- 出版社/メーカー: Viking
- 発売日: 2012/05/31
- メディア: ペーパーバック
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*1:http://www.artlaborgallery.com/
*2:See also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20080331/1206931536 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20090803/1249270941
*3:本人によると、これは偉大なるもののどうしようもない痕跡を意味するという。
*4:See http://midnightinpeking.com/ also http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110905/1315200747
*5:amazon.co.jpには安いKindle版しか出ていない。 The Badlands: Decadent Playground of Old Peking (Penguin Specials) (English Edition)