「酒気帯び」

『読売』の記事;


酒気帯びで幼稚園バス運転、園児送った理事長

 甲府市にある幼稚園の60歳代の男性理事長が今月、酒気帯び状態で園児の送迎バス(定員大人4人、幼児18人)を運転したとして、山梨県警に道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで摘発されていたことが23日、わかった。

 園児を自宅に送った後に交通取り締まり中の警察官にみつかった。理事長は23日、取材に対し「前日の夜に飲んだ酒が残っていた。おわびのしようがない」と話した。

 県警幹部などによると、理事長は17日午後3時半頃、甲府市内の市道で、酒気を帯びた状態で送迎バスを運転した疑い。甲府署員が呼気を調べ、1リットルあたり0・15ミリ・グラム以上のアルコールを検知した。16日夜から17日午前0時頃まで酒を飲んでいたという。

 理事長は毎日、送迎バスの運転を担当。摘発された時は園児7人を送り終え、幼稚園に帰る途中だった。幼稚園は20日に保護者会を開き、理事長が謝罪、7月末で理事長職を辞任する事が決まった。
(2013年7月23日11時42分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130723-OYT1T00434.htm

「理事長」自ら送迎しているのね。
「前日の夜」の酒が午後まで残っていたわけだ。「交通取り締まり中の警察官にみつかった」ということだけど、警官が一目でわかるほど、挙動不審な運転だったのだろうか。

『朝日』の記事;


関学大副学長が酒気帯び運転容疑 「ゼミで飲んでいた」


 酒を飲んで原付きバイクを運転したとして、兵庫県警は19日、関西学院大学副学長の対馬路人(つしまみちひと)容疑者(63)=同県宝塚市月見山1丁目=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「ゼミで飲んでいた」と容疑を認め、「少しくらいだから大丈夫だろうと思った。甘い考えだった」と話しているという。

 西宮署によると、対馬容疑者は19日午後9時50分ごろ、同県西宮市宝生ケ丘1丁目の県道で、酒気帯び状態で原付きバイクを運転した疑いがある。乗用車と接触し、駆けつけた同署員が調べたところ、呼気1リットル中0・3ミリグラムのアルコールが検知された。対馬容疑者と、車を運転していた女性にけがはなかった。

 関学によると、対馬容疑者は社会学部教授(宗教社会学)で、7人いる副学長の1人。関学は井上琢智(たくとし)学長名で「学生を指導する立場の者が逮捕されたのは誠に遺憾で、再発防止に尽くします」とする内容のコメントを出した。
http://www.asahi.com/national/update/0720/OSK201307200008.html

対馬さん*1のような、顔見知りの、しかも目上の方が「容疑者」として新聞に載るというのは、何だか複雑なところがある。