いつもいつもすいません。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110826/1314372374に対して、
エンゲルスが「猿が人間になるについての労働の役割」の中で進化に対する肉食の貢献に言及していましたが、彼は完全なトンデモを語っていたわけではないんですね。
慧遠(EON) 2011/08/29 00:44 「ナショナルジオグラフィック 人類の進化を促進した料理という習慣」http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=63529577&expandという記事によると、料理という習慣は、食物を調理することで食事に要するエネルギーが削減され、効率よくエネルギーを得ることになるだけでなく、大型の脳と体を有する条件としても考えられています。ハーバード大学の生物人類学者リチャード・ランガム氏によると、によると、「加熱すればデンプン類がゼリー状になり、タンパク質は分解され、硬い食物が柔らかくなるという。食物の組織構造が変化し成分の化学的変化が起こることで、摂取や消化が容易になるのである。調理という食生活の変化は、現生人類の人体の構造にも反映されている。」と言われています。
また、「ナショナルジオグラフィック ヒトの脳はワニを食べて大きくなった?」http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20100603001&expandという記事では、「穴居生活を送る初期の人類はクロコダイルも食料としており、その脂肪に富んだ肉を食べることがヒトの脳が大型化した一因となった可能性があるとする新しい研究が発表された。」とのことで、「195万年前のものとみられるケニア北部の遺跡から、石器とともに、解体されたカメ、クロコダイル、魚の骨が発見された。」、そして「食生活に水生動物の獲物が加わったことが、ヒト族(ホミニン)の一部の種の脳が大型化した一因となった可能性があるという。」と言われ、「脳の大型化の一因と考えられる理由は、爬虫類や魚類の肉には長鎖多価不飽和脂肪酸(LCPUFA)が特に豊富に含まれているからである。」と言われています。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110826/1314372374#c1314546285
猿が人間になるについての労働の役割―他10篇 (国民文庫 (37))
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