ノルマンディの中国人或いは中国で釣りをすること

小宝「神品釣魚帖」『上海書評』2011年8月7日、p.11 http://news.ifeng.com/history/gundong/detail_2011_08/07/8227702_0.shtml


日本でいう尖閣諸島を中国では釣魚島というが、それとは関係なく、ネットにおける「釣魚」の話。
先ず最近の「高鉄」追突事故絡みで話題になっている「高鉄――悄悄開啓群発性地質災害的魔盒」*1について;


(前略)中科院西安地球環境研究所張拾邁教授研究発現、中国地質不適合建高鉄、因為” 高鉄産生的夏爾謝夫力将導致厳重的斯蒂芬金効応”、引起群発性地質災害。来自水木清華的作者雄辯滔滔、科学学理十足。他説、張拾邁教授証明中国応該向印度学習、不要発展高鉄、要発展低速鉄路、”不惜把車速降到人可以自由攀爬和跳車的地歩”。拾邁教授就是自費考察印度低鉄時吃壊了肚子、含恨而死。
色々とわからないところはあるのだが、とにかく「斯蒂芬金」はStephen King、つまり米国のホラー作家、スティーヴン・キング*2
また、中国軍が第二次世界大戦ノルマンディ上陸作戦に参加したという「被淹没的史実:中国52軍浴血備戦諾曼底、才使中国獲得五常席位」(「備戦諾曼底」)*3。1943年、米英は戦後の国際体制を議論していた。ルーズベルトは中国を「常任理事国」に推薦したが、チャーチルは「中国軍隊戦績太差」として反対した。そこで、ルーズベルト蒋介石に中国軍を「戦績」をつくるためにヨーロッパに派遣することを要請した。雲南省の52軍は先ず布哇で訓練を受け、翌年のノルマンディ上陸作戦に参戦した。ノルマンディで52軍は2万の死傷者を出しながら敵軍4万7千を殲滅し、中国は国連常任理事国の座を獲得した。しかしその後、トルーマン蒋介石への不満から52軍に関する一切の情報を隠蔽するよう命じたが、この度米国国防総省の機密文書から真相が天下に明らかになった、云々。「筆者」は台湾、布哇、ヴァージニア州に赴いて取材したことになっている。ヴァージニア州国防総省アーカイヴの調査の際に応対したのは「筆者」のヴァージニア工科大学在学中の同級生である「趙承煕」であるが、「趙承煕」とは2007年4月にヴァージニア工科大学で銃乱射事件を起こして自殺した韓国系学生であった*4
それから、diploma mill*5のことを中国語で「野鶏大学」ということを知る。