医学部出身の

http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20110626/1309107227に対して、


wackunnpapa 大学, 文藝, 専門知
加藤周一水原秋桜子斎藤茂吉に・・・・・・。まだいるなきっと(^^;)。 2011/06/27
http://b.hatena.ne.jp/wackunnpapa/20110627#bookmark-48568186
そういえば、宋敏鎬という人も医学部出身の詩人;

異人という在り方に惹かれているんだろうなと思うことがある。外人として生まれ、縁も所縁もない、必然ではなく偶然という宿命で生まれてきた場所では日本語が母語で、外国語の世界に行って詩人となり、近くでは見たことも聞いたこともない医学用語を使う職業に就き、心臓外科だけでは飽き足らず精神科を専攻するようになり、金子光晴に憧れ、萩原朔太郎の故郷に移り住むまでになった。何代も続く家の名前や土地に身を置くことに居心地の悪さを感じ、過客のように冷めてその土地で過ごすことに心地よさを感じる、そんな異人の親友というか心安らぐ所は生まれてから肌に付いて離れないでいてくれている日本語でしかないのであろうとありがたく思う。(「心の解剖書を見つけて」『図書』(岩波書店)747、p.26)