切符の買い方

『読売』の記事;


巨人戦でダフ屋行為、ホームレス雇い大量購入
 ホームレスを雇い、プロ野球・巨人戦のチケットを転売目的で大量に購入したとして、警視庁は8日、東京都新宿区新宿1、会社員加藤満容疑者(36)やホームレスの男女ら計12人を東京都迷惑防止条例違反(ダフ屋行為)の疑いで逮捕したと発表した。


 逮捕は3日。加藤容疑者は昨年4月〜今年7月、890枚のチケットを転売し、約220万円の利益を得ていたという。

 発表によると、加藤容疑者は今年4〜7月、東京ドーム(文京区)の前売り券発売所にホームレスを並ばせ、常習的に転売する目的で、ドームで開催予定の巨人戦のチケット264枚を購入させた疑い。12人は全員容疑を認めており、加藤容疑者は「稼いだ金は借金の返済や生活費の足しにしていた」と供述している。

 加藤容疑者は以前、巨人戦のチケットを金券ショップで売ったところ、数万円の利益が得られたため、昨年からホームレスを雇い、本格的にチケットの転売を始めた。路上で古本を売っているホームレスに声をかけて、新宿の地下街に寝泊まりしている仲間を集めてもらい、日当として1000円〜4000円を支払っていた。

 加藤容疑者はホームレスに購入させたチケットを、金券ショップやインターネットオークションで転売していた。チケットは外野指定席(1枚2000円)が中心で、2枚が3万円で売れたケースもあったという。

(2010年7月8日11時10分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100708-OYT1T00417.htm

「巨人戦」の視聴率が下落して巨人戦の中継はもう地上波では視られなくなるかも知れないということを最近聞いたことがあるけど、「2枚が3万円で売れたケースもあった」というのは読売グループにとっては吉報なのかどうなのか。
行列ということだと、各メディアが学生アルバイトを動員して有名裁判の傍聴券を確保する行為はどうよと自己反省する知性を読売の記者に期待してはいけないのか。
See also 森達也東京番外地*1、pp.202-203
東京番外地 (新潮文庫)

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