Nero e bianco

まあ、noir et brancでもblack and whiteでもいいのだけれど、Skeltia_vergberさんもおっしゃるように、以下の2つのニュース(『毎日』)が同じ日に報じられるというのも意味深ではある。まあ、そもそも映画というのはnero e bianco、光と影によって構成されるアートではあるのだが。


映画:興行収入2000億円突破 3年ぶり、史上2位
2010年1月28日 20時24分 更新:1月28日 21時4分

 日本映画製作者連盟は28日、09年の全国映画概況を発表した。興行収入の合計は2060億円(前年比5.7%増)で3年ぶりに2000億円を突破。04年の2100億円に続く史上2位を記録した。

 09年劇場公開された映画は邦画が448本、洋画が314本。興収に占める割合は、邦画が56.9%で、2年連続で洋画を上回った。邦画は「ROOKIES−卒業−」など興収10億円を超える作品が34本とヒット作が相次いだ。また12月に公開が始まった洋画「アバター」やアニメ「ワンピースフィルム」などが大ヒットし、終盤で全体の数字を押し上げた。

 スクリーン数は前年より37増え3396に。複数のスクリーンを持つ複合型映画館(シネコン)の新設がピークを過ぎ、やや頭打ちになった。デジタル上映が可能なのは440スクリーン。増加している3D映画に対応できるのは、そのうち351。ともに、今後急増が見込まれる。

 邦洋それぞれの09年興収ベスト3は次の通り。

 邦画(1)ROOKIES−卒業−=85.5億円(2)劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール アルセウス超克の時空へ=46.7億円(3)20世紀少年<最終章>ぼくらの旗=44・1億円

 洋画(1)ハリー・ポッターと謎のプリンス=80億円(2)レッドクリフPart2 未来への最終決戦=55.5億円(3)マイケル・ジャクソン THIS IS IT=52億円【鈴木隆
http://mainichi.jp/select/today/news/20100129k0000m040069000c.html

これに関しては、マイケル・ジャクソンの『This Is It*1凄ぇ! とだけ言っておく。また、このbiancoに付随するneroに関しては、例えばhttp://d.hatena.ne.jp/tsumiyama/20091222/p1を読まれるがいいだろう。そして、

映画製作配給会社:シネカノン民事再生法の適用申請
 調査信用会社の帝国データバンクは28日、映画製作配給会社のシネカノン(東京都渋谷区)が民事再生法の適用を東京地裁に申請したと発表した。負債総額は約40億3000万円。

 89年創業。韓国映画ブームの火付け役となった「シュリ」を配給して注目され、邦画「パッチギ!」(05年)「フラガール」(06年)などの製作、配給を手がけた。東京や神戸で直営映画館を経営していたが、近年はヒット作に恵まれず、業績が悪化した。【佐々本浩材】
http://mainichi.jp/select/biz/news/20100129k0000m040138000c.html