従妹の結婚式

承前*1

今回雲南省へ行った主な目的は従妹(〈六番目のおじさん〉の娘)の結婚式に出席するため。
1月21日午後、下関から従妹(〈二番目のおじさん〉の娘)の運転する車に乗って、雲龍県へ。途中、「団結」という傈僳族が住む町を通過し、また道を山羊の群や牛の群に阻まれつつも、6時前には雲龍県石門鎮に到着。着くと早々、だだっぴろい食事会場に連れて行かれる。数十人の人たちが飲み食いをしている。食後、私たちが寝起きをすることになる〈五番目のおばさん〉の家に荷物を置いて、〈六番目のおじさん〉の家に行くと、数十人の人たちが集まって、飲み食いをし、煙草を吸い、麻雀を打ち続けている。深夜まで。翌朝、爆竹を打ち鳴らす儀礼に参加させられたが、その後は儀礼めいたことはなく、親戚縁者たちはやはり飲み食いと麻雀を続けている。夕方になって、結婚式が始まる。とはいっても、基本的には前日の飲み食いと変わらない。ただ、新郎新婦が晴れ着を着て、客を迎え、飴や煙草を配っている。新郎は警察官、新婦は中学教師だが、日本の披露宴のように、職場のエライ人や友人代表とかのスピーチもなく、客は三々五々集まって、ご祝儀を渡し、勝手に飲み食いし、そして帰って行く。計約1000人130人が集まったという。夜はまた〈六番目のおじさん〉の家で飲み食いと麻雀。


雲龍県団結鎮






親族席


「中国では今年の10月10日の結婚式の予約が殺到している」ということだが*2雲龍では寅年に結婚することを忌み、丑年のうちに結婚を済ませようとして、最近は結婚式ラッシュであるという。