「亜州最大画家聚集地」

徐佳和「北有宋荘 南有大東方?」『東方早報』2008年9月17日
WANG Jie “Big ambitions, bigger risk” Shanghai Daily 19 September 2008


上海の南匯区に出現した「亜州最大画家聚集地」の話。
「大東方当代藝術家村」は、南匯区の新場鎮*1の近くにあり*2、面積3万平方米で、最終的には500のアトリエ、画廊、画商事務所ができる予定である。既に、中国全国29省出身の300人のアーティストが住み着いている。「大東方当代藝術家村」のプロジェクトでは、アーティストに2年間無料でアトリエを提供することになる(但し、開設予定の「大東方当代藝術館」に作品を2点寄贈しなければならない)。
元々ここは某不動産業者が造成した住宅地付属の商店街だったが、上海の中心部から遠く離れているために、なかなかテナントが集まらず、熟慮の結果、アーティストに場所を開放することにしたという。また、アートの香りに惹かれて、本体の住宅の売上も伸びているという。
実は、この「大東方当代藝術家村」、知人のアーティスト、琨布雷*3が村長と「入駐標準評審委員」を務めている。また、5月に行ったこともある*4。琨布雷から酒を呑もうという電話があって、M50*5の彼のアトリエを訪ねたら、拉致されるように車に乗せられて、辿り着いたのが「大東方」だったわけだ。