米国闘犬


ふと思い出したのが、今日から開幕したNFLの(元)QB、マイケル・ヴィック。

彼は、パスはまるでダメでしたが、とにかく走りまくるスタイルで、センセーションを巻き起こしたものでした。

その彼が、昨年タイーホされ、現在無期限の出場停止中。もうフィールドに立つのは、無理でしょう。

その罪状はというと、闘犬

賭博に関わったこともさることながら、自ら犬を育て、それで闘犬を行った。動物虐待。これで一発アウトです。
http://d.hatena.ne.jp/sean97/20080905/p2

ちょっと前に、「「動物の権利」主義者」の圧力によって「昨年、米国ニューメキシコ州で闘鶏が禁止された」ことに言及した*1。米国の「闘犬」って、どんなものなのかしら。日本の土佐の闘犬は先に吼えた方が負けという仕方でやるので、そのまま「動物虐待」ということにはならないだろう。米国の方ではもしかして、どちらか一方が噛み殺されるまでやる?
ところで、少し前の『毎日』の記事;

中国:4000年の歴史「闘コオロギ」…逃げたら負け

 【北京・三木陽介】4000年の歴史があるという「闘蟋(ドーシー)」は、コオロギを戦わせる中国の遊びだ。北京市で100年以上営業しているコオロギ店をのぞいてみた。

 市西部のペット専門市場・官園市場にある「蘭明軒」の店主、蘭陰棟さん(51)はこの道22年。名刺の肩書は「鳴蟲世家第四代傳人」。老舗の4代目という意味だ。先祖は清朝(1616〜1912年)時代に皇帝に仕え、コオロギ飼育の名人として名をはせたという。狭い店内では、発泡スチロールの箱に雑居するペット用の安いコオロギと、1匹ずつブリキの缶に入れられた闘蟋用のコオロギが売られていた。

 闘蟋用は、歯や頭の大きさ、体の色つやなどによって1匹10元(約150円)〜60元(約900円)。買った客はキュウリ、ニンジン、エビなどをすりつぶして乾燥させたものを与え、大切に育てる。「コオロギは人間と同じ。強さは素質が7割、残り3割は育て方」と蘭さん。

 五輪が終わるころ、闘蟋はシーズンを迎える。路地などに楕円(だえん)形のプラスチックの枠を置き、持ち寄ったコオロギを入れる。逃げた方が負けだ。蘭さんは「何分間かの勝負のために何カ月も大事に育てる、その過程が面白いんだよ」と話す。

 違法だが、賭博市場もある。ホテルの一室などで開帳され、双方が1000元(約1万5000円)ずつ、客は1000元未満の範囲で賭ける。

 ここ数年のコオロギ市場は低調で、闘蟋を知らない若者も増えた。「この文化はディスコ、カラオケと違って歴史がある。永遠になくならない」。蘭さんは自信満々だった。
http://mainichi.jp/select/today/news/20080822k0000e040048000c.html

この記事で重要なのは実は、添えられている写真。湯呑み茶碗の唐子みたいな髪型のガキって、まだ北京にはいるんだな。
中国の蟋蟀については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20061102/1162437941http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070108/1168229799で言及している。