『ロードショー』も『月刊現代』も

『毎日』の記事;


集英社:映画専門誌「ロードショー」休刊へ

 集英社は1日、映画専門誌「ROADSHOW(ロードショー)」を11月21日発売の09年1月号で休刊すると発表した。同誌は72年3月創刊。内外の映画スターの写真や独占インタビューなどを掲載して人気を集めてきた。映画情報をインターネットなどで集めるファンが増え、部数や広告収入が減ったことが休刊理由。創刊時の部数は21万8000部、最高35万5000部を記録(83年2月号)し、最近は平均5万部だった。
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080901k0000e040016000c.html

私が高校生の頃は、『ロードショー』なんかミーハー雑誌だから映画ファンは『キネ旬』を読めみたいな空気があったけれど、その『ロードショー』も遂にお亡くなりか。というか、私が『ロードショー』を買わなかった理由は『ロードショー』というのはあくまでも〈洋画の雑誌〉であって日本映画に関する情報が載っていなかったということもある。
それから、http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20080830/1220089773経由で知ったのだが、

月刊現代が休刊へ ネット普及で部数低迷、週刊誌も態勢見直し
2008.8.30 18:24


講談社発行の月刊誌「月刊現代」が休刊することが30日わかった。読者が高齢化し、部数低迷が続いたことなどが理由という。同社は1日にも発表する。

 インターネットの普及で、紙媒体の読者離れが進み、月刊誌だけでも5月に「主婦の友」(主婦の友社)が休刊。「論座」(朝日新聞社)が9月、「PLAYBOY日本版」(集英社)が11月に休刊する。

 関係者によると、現代の休刊は講談社の幹部が8月下旬に編集部員に伝えた。10月1日発売の11月号が最終号となる見通し。「読者の高齢化に伴い部数減が続いたため休刊を決めたようだ」(関係者)という。

 同社は週刊誌「週刊現代」、写真週刊誌「フライデー」の編集態勢も見直す予定で、11月までに結論を出すもようだ。

 「月刊現代」は昭和41年12月創刊で、日本雑誌協会公表の発行部数は8万5833部(18年9月−19年8月の平均)。「早耳・空耳・地獄耳」「音羽人事観測所」など名物連載がある。話題となった記事も多く、17年9月号ではNHKの番組改変問題をめぐる「『政治介入』の決定的証拠」と題する記事を掲載した。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080830/trd0808301825017-n1.htm

という『産経』の記事。
古寺多見さんのところのコメント欄に曰く、

Nessko*1 2008/08/30 19:26
これはショックですね。
雑誌単体というより、出版社の事情があるのでしょうが、現代は論座や世界など置いてない書店でも、諸君!や正論と並んで平積みになってましたので、それなりに固定客がついてるのかなと思ってたんですが。
月刊誌を買うような一般の人が、諸君!や正論を好む人が増えて、そうじゃない人はもう買わなくなってるんでしょうかね。もっと高級な媒体読んでるんだろうか?
(略)
『諸君』や『正論』にしても好調だというわけではないでしょう。2005年のホリエモンニッポン放送騒動のときにウヨ系の人が最も危惧していたのは、ホリエモンフジサンケイグループを乗っ取ったら、『正論』が、さらに『夕刊フジ』と『サンスポ』以外の紙媒体が切り捨てられてしまうのでは? ということではなかったか。
ところで、私が日本で最も愛読していた月刊誌はといえば、『図書』や『波』といった出版社のPR誌だったりします。また、米国のThe AtlanticHarper’sは大丈夫か。