日本文学@韓国

『読売』の記事;


韓訳数トップは三浦綾子さん、村上春樹・龍氏も人気


 【ソウル=竹腰雅彦】韓国で過去、最も多く作品が翻訳された日本人作家は三浦綾子さん――。聯合ニュースは22日、韓国の学者らがまとめた日本の文学作品の翻訳状況(1945〜2005年)に関する研究結果を報じた。

 聯合電によると、三浦さんは1960年代に韓国で初めて起きた日本文学ブームを主導、代表作の「氷点」など146編が306回にわたり翻訳された。

 2位以下は、現在韓国で最も知名度の高い日本人作家とされる村上春樹氏(110編)、村上龍氏(67編)の順。このほか、推理・歴史小説森村誠一松本清張の両氏、ノーベル賞作家の大江健三郎氏、川端康成氏らがベスト10に入っている。

 韓国では近年、書店での売り上げや図書館の貸し出しランキングなどで、日本小説が韓国小説を上回る人気となっており、江國香織さんやよしもとばななさんらの作品がベストセラーになっている。

(2008年7月23日11時36分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/national/culture/news/20080723-OYT1T00314.htm

ここで作品の単位が「編」になっているが、これって長編も短編も一緒なのかしら。だとすれば、短編が多い作家はランキング的に有利だという感じがする。
さて、村上春樹にしても、大江健三郎にしても、川端康成にしても、よしもとばななにしても、日本文学の中で翻訳が多いのは、韓国に限らず、世界のどこの国でもそうなんじゃないか。米国とも中国とも違う韓国独特の現象というのはここにあるのだろうか。三浦綾子
ところで、在日韓国人の作家は韓国ではどのように受容されているのか。
韓国文学については、http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070413/1176449628でも言及した。