2日と3日

5月に入って急に上海は最高気温28度の夏になった。というか、それまでの最高気温が最低気温になったというか。

5月2日は武康路のFerguson Lane*1のCoffee Tree*2でブランチ。
それから、Ferguson Laneの中の「獅語画廊(Leo Gallery)」*3にて李磊『抽象旋律(Abstract Melody)』を観る。李磊は中国を代表する抽象画家であるとともに上海美術館館長。その絵の質は(仮令暖色を使っていても)静謐であり、特に暑い日に観るのに相応しい。See also http://www.urbanatomy.com/index.php/arts/art/3146-li-lei


湖南路
常徳路にできた「荷蘭文化館(Dutch Culture Centre)」*4の『双倍無限(Double Infinity)』*5。Van Abbe博物館*6とArthub Asia*7の共催。面白かったのは、タイのアーティストSurasi Kusolwongの作品「金色魔鬼(Golden Ghost)」。一瞥すると毛糸の束が無造作に集積しているだけ。しかし、その中には金のネックレスが隠されており、観客が毛糸の束を掻き分け、お宝探しをすることも作品に組み込まれている。
「荷蘭文化館」が位置する「800秀」は元「新安電機廠」。1946年に建てられ、創業当初この工場は「中国のシーメンス」という触れ込みであったという。地下鉄7号線昌平路駅の真上。

トイレから「荷蘭文化館」の真裏を撮る。

5月3日は、鹿児島から知人が赤ん坊連れで上海を訪ねているということで、午前中少し会う。午後は南京西路の老房子でHさん主催のバーベキュー・パーティ。或る方が仏蘭西領事からもらったという白ワインを飲んだ辺りまでは意識もしっかりしていたが、その後カクテルを何杯か飲んだら完全にダウンしてしまって、気がついたら夜10時近く。俺も酒が弱くなったものだ。