承前*1
ZOU Qi “Left-handed bias ‘not right’” Shanghai Daily 14 August 2007
８月13日はInternational Left-Handers Dayだったという。上海のテキスタイル・メーカーである恒源祥集団が求人広告を出したところ、多くの応募者から右利き差別であるというクレイムが相次いだ。それは左利きを優先するという一文が広告にあったためである。会社側によれば、募集したのは研究開発担当のマネージャーであり、そのポストは”an innovative spirit”を有することが要請される。また、「左利きの人」は「右利きの人よりもクリエイティヴである」という「海外の科学者」の研究を引き合いに出し、アインシュタイン、ニュートン、ダ・ヴィンチ、ピカソという名前を挙げている。上海市の労働関係部門では、これは「差別的行動」に当たると判断している。
ところで、記事に曰く、
因みに、
A neurosurgeon surnamed Sun from Ruijin Hospital*2said there were fewer left-handed people in China than in other countries because many Chinese parents thought being left-handed was a bad habit and tried to make their children right-handed.
とも書いた。
ところで、「左利き」についてだが、少なくとも大人になってからは「左利き」だということで差別らしきものを受けたことはない。実は差別よりも厄介なことは、世間では「左利き」は器用だという考えが拡がっているらしいことである。自分は「左利き」だというと、鏡文字って書けるんですかと訊かれたことが何度かある。書けるわけないだろうが！ 誰でもレオナルド・ダ・ヴィンチになれるわけではないのだ。
http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20070704/1183479555
