ヴァレンタイン

Rachel YAN “City sweethearts to open hearts, purse-strings for Valentine’s Day” Shanghai Daily 13 February 2007


ヘッドハンティング会社Zhaopin.comの調査によると、対象となった上海のホワイト・カラーの42.6%が今年のヴァレンタイン・デイの予算を300〜500元と答えている。2006年の調査では20.9%で、100〜300元が47.3%だった。今年はさらに500元以上が34.6%。
色々な情報誌を見ると、今年はヴァレンタイン・ディナーと宿泊をセットにして売り出しているホテルが多い。話題になっているのは、浦東のシャングリラの388,888元のセット*1。38万元のセットというのはネタであるらしいが、同ホテルによると、90カップル限定の1888元のセットは既に完売したという。
中国にヴァレンタイン・デイが輸入されたのは何時頃なのか。少なくとも1980年代末には存在しなかった。また、ヴァレンタインよりも七夕だろうというナショナリストの反発はあっても、日本のような「非モテ」による「バレンタイン粉砕」*2というのはないか。
ところで、ヴァレンタイン・デイはそもそもその米国的起源においてはチョコレートではなくてキャンディ*3

*1:Cf. 汪蕊「38万元〓(xue2. とらがしら+亥+りっとう)頭炒爆千元情人節套餐」『東方早報』2007年2月13日、汪蕊「38万元天価套餐背後的“陽謀”」『東方早報』2007年2月13日

*2:http://d.hatena.ne.jp/furukatsu/20070211/1171195685 http://www.akibablog.net/archives/2007/02/himote_070212.html

*3:Summer BLOCK “Candy Conversation” that’s Shanghai February 2007, p.62