「和合小屋」

江躍中、肖旭鋒「申城首家“和合小屋”誕生」『新民晩報』2007年2月13日


上海駅に「和合小屋」が開店する。「包括計生*1諮詢、指導和薬具供応三位一体的服務」を提供する場所。避妊具・避妊薬(「節育避孕器具」)やその他セックス・グッズを「為木結構、造型質朴、給人温馨的感覚」であるという。今後、上海市内に「和合小屋」は「“統一外観、統一設計、統一経営、統一管理、統一標識”五統一連鎖経営模式」として、224箇所開店する予定であるという。
「和合小屋」というネーミングがいい。
ところで、「中国にヴァレンタイン・デイが輸入されたのは何時頃なのか。少なくとも1980年代末には存在しなかった」*2と書いたが、そもそも80年代末から90年代初めにかけての中国の大学は天安門事件後の思想・風俗の引き締めのため、恋愛禁止状態にあり、妊娠が発覚したために退学処分という噂も聞いたことがある。その頃に学生生活を送った人が今や大学構内にコンドームの自動販売機があるのを見て感慨深いものがあるといったということを人伝に聞いたことがある。