『報知』の記事;
張本が広島生まれだということは知らなかった。
張本勲さん、全国ネットで被爆を初告白通算3085安打の日本記録を持つ野球評論家の張本勲さん(66)が終戦記念日の15日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月〜金曜・後1時20分)に出演。故郷・広島での被爆を全国ネットのテレビ番組で初告白した。
球界で唯一「被爆者手帳」を持つ張本さんは5歳の時に爆心地から約1・5キロの自宅で被爆。張本さんは母親が覆いかぶさってくれたおかげで命を取り留めたが、6歳上の姉は目の前で亡くなった。
つい最近まで姉のことや戦争を思い出したくないとの理由から被爆の事実を公表してこなかったが、昨年末にNHK広島のローカル番組で告白。今回も「日本人から戦争の記憶が薄れてきているのを感じ、自分の経験を伝えていきたい」との思いから出演したという。
(スポーツ報知) - 8月8日8時1分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060808-00000068-sph-ent
ジダンの事件があったとき、「フットボールの試合会場におけるサポーターや選手の暴言や野次の類はどこまで許容されるべきか?」という問題提起があったが*1、サッカーならぬプロ野球の世界では、特に張本などはずっとそれに耐えてきたわけだ*2。巨人移籍後の張本が広島市民球場で酷い野次に耐えかねて、思わずキレてしまった事件があったが、これは彼にとって、故郷に帰ったものの、石を投げられて〈歓迎〉されたようなものだった。
因みに、この事件については、蓮實重彦氏の『反=日本語論』
- 作者: 蓮實重彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1986/03
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 32回
- この商品を含むブログ (29件) を見る
- 作者: 蓮實重彦
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 1985/12
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 65回
- この商品を含むブログ (45件) を見る