捶丸


ゴルフの起源は中国=古代のクラブ復元

 【北京26日時事】中国ゴルフ協会は26日、現代のゴルフに相当する同国古代のスポーツ「捶丸」で使われていたクラブ、ボールを復元し、北京の人民大会堂で公開した。ゴルフの起源は、英国ではなく中国と主張するもので、2008年の北京五輪開催を控え、中国におけるスポーツの伝統の厚みを強調するのが狙い。
 同協会によると、唐代(618〜907年)の「打歩球」が捶丸の起源。その後、ゲームとして完成し、元代の1282年に初のルールブック「丸経」もまとめられた。英国初のゴルフのルール制定より472年早いという。 
時事通信) - 4月26日17時2分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000087-jij-int


ゴルフの元祖は中国? 12世紀の「捶丸」

 
 【北京26日共同】中国ゴルフ協会と故宮博物院などの研究チームは26日、12世紀の北宋時代に中国でゴルフの原型に当たる球技「捶丸」が始まっていたと発表、文献などに基づいて復元した木製クラブやボールを公開した。
 捶丸は中国語で球を打つという意味。ゴルフの原型は14−15世紀にスコットランドで行われていた球技とされるが、異説もある。研究チームは元代の文献に、12世紀前半の北宋時代に捶丸が既に流行していたとの記述があり「捶丸がゴルフの元祖といえる」と主張している。
 元代には貴族の遊びとしてルールもほぼ確定。故宮博物院所蔵の明代の絵画にも皇帝や女性が捶丸を楽しんでいる場面が描かれているが、清朝が国民の体育活動を規制してから衰退したという。
共同通信) - 4月26日18時10分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060426-00000137-kyodo-soci

4月28日付の『東方早報』に「中国古代高爾夫球:捶丸」という記事があるのだが、スコットランドやその他の地域のゴルフに似た運動よりも「早い」とはあるけれど、「起源」とまでは書かれていない。この記事には、山西省洪洞県にある広勝寺の壁画『元代捶丸図』を刺繍で複製した絵というのが載っているけれど、その優雅さは、ゴルフの持つ野蛮さというかオヤジ性とは合わないような気もする。