雑誌『書城』の2005年12月号、特集は「張愛玲逝世十周年」だが、日本絡みのテクスト3本(短いレヴューは除く)あり;
王中忱「小説家與知識分子的議論――大江健三郎随筆集《我在曖昧的日本》読後感言」(pp.50-53)
楊弋枢「大島渚:法度世界的抵御者」(pp.62-65)
道上知弘「悼念巴老――日本読者怎様対巴金的逝世」(pp.90-91)
楊氏のテクストは、『愛のコリーダ』(『感官王国』)に言及しているようだが、はたして中国で『愛のコリーダ』を観ることができるのであろうか。
また、呉暁東「妥協的《世界》」(pp.58-62)があるが、賈樟柯監督の『世界』は村井さんのお薦めなり。但し、未だにDVDを見つけていない。