憲政史上？ - Living, Loving, Thinking, Again

承前*1

自民党の「パー券」「キックバック」疑獄は検察当局による安倍派及び二階派事務所ガサ入れに発展した。
さて、

集英社オンライン編集部ニュース班「
〈裏金問題・迫る特捜部〉会長も不在、ポストも失い、安倍派は崩壊へ…”裏ボス”森喜朗元首相は「介護施設に入るので」と雲隠れ？疑心暗鬼の最大派閥内では黒幕探しも始まって…」https://shueisha.online/newstopics/181493 *2

カオス的なタイトルのこの記事で描かれているのは、下村博文が裏切ったという説とともに、安倍派内部での混乱ぶりである。その中で、あの森喜朗 *3が「介護施設」に入るという仕方で真っ先に逃げを打ったという噂（真偽不明）が言及されている。政治家が自らの政治生命が危うくなると避難的に病院に入院してしまうというのはよく聞く話だ。しかし、「介護施設」所謂老人ホームというのはそれとは次元が違うのではないかと思った。（ホスピスではない）普通の病院というのは退院を前提にしている。しかし、「介護施設」というのは一般に退所を前提としていない。良くも悪くも〈終の棲処〉として認識されている。さて、一方で、森は政界引退を表明したわけではなく、現役の国会議員であり続けている。（もし本当なら）「介護施設」に入所した現役の政治家というのは近代の憲政史上初なのではないか、と思った。

*1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2023/12/14/114502

*2:Via https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2023/12/17/073430