KSB瀬戸内海放送の報道;
洋種山牛蒡*1が「野草」と言えるかどうかは微妙な感じがする。「ヨウシュ」(洋種)とあるようにそもそもが外来植物だし。私の印象だと、「野草」、森の中や荒地に咲くというよりも、空き家状態とかによって手入れがされていない庭で繁殖しているという印象が強い。自宅の庭でも、洋種山牛蒡に気づいて、慌てて引っこ抜いたということがあった。それにしても、洋種山牛蒡の種を誰が何処から運んでくるのか、ということは謎である。果物、例えば柿の場合、主に鳥類に食べられて、鳥の排泄物に混ざった種が発芽するということなのだろうけど、洋種山牛蒡の場合も、その種の拡散は鳥たちの仕業なのだろうか。ただ、鳥たちは洋種山牛蒡の実を食べても平気なのだろうか?
死に至る危険も…ヨウシュヤマゴボウの実を食べた女性が食中毒で搬送 香川県が注意喚起
11/22(水) 18:07配信
KSB瀬戸内海放送
野草「ヨウシュヤマゴボウ」の実を食べたことが原因の食中毒が発生したとして、香川県が注意を呼び掛けています。
香川県によると、11月15日、丸亀市の60代女性が、自宅近くの道端で、ヨウシュヤマゴボウの実を採取し自宅で食べた後、嘔吐や下痢などの症状で病院に搬送されました。女性は快方に向かっているということです。
ヨウシュヤマゴボウは、市街地などでも身近に見ることができる植物です。秋になると1センチほどの黒っぽい実をつけます。
この実を食べた場合、約2時間後に腹痛、嘔吐、下痢といった症状が出て、最悪の場合、死亡するケースもあるということです。
ヨウシュヤマゴボウによる食中毒は、2022年度までの10年間で全国で4人、香川県では約30年前に発生したのみで症例は少ないですが、香川県は見つけても食べないよう注意を呼び掛けています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c9865219c77245a51cdfb0b43b30138b92961797
まあ、「死に至る危険も」とかなり脅しがきついけれど、洋種山牛蒡で「食中毒」になるという人は激レアさんだとは言えるだろう。韮と間違えて有毒の水仙を食べちゃったという方*2が頻度は高いのでは? 実は派手に色が染まることもあって、洋種山牛蒡は子どものおままごとにもけっこう使われる。それにも拘らず、これだけ事故が少ないというのも或る意味不思議ではある。