『朝日新聞』の記事;
実は水仙と韮の取り違えは2012年にも取り上げていたのだった*1。
スイセンの葉食べ5人が食中毒 ニラと間違えみそ汁に2017年4月15日15時24分
青森県保健衛生課は13日、三戸郡の10〜80歳代の男女5人が、ニラと間違えてスイセンの葉を食べ、食中毒になったと発表した。医療機関を受診したが、現在は5人とも回復しているという。
同課によると、5人は親族の2家族。このうちの60代男性が12日、自宅近くの道ばたに生えていたスイセンを採り、みそ汁にして一緒に食べた。5〜30分後に吐き気や腹痛を訴えて受診し、症状や県の調査などからスイセンによる食中毒と断定された。
スイセンはニラと見分けがつきにくく、厚生労働省によると2007〜16年に全国で44件(患者数179人)の食中毒が起きた。山菜シーズンが本格化するため、県は「山野草は簡単に見分けられない。思い込みは禁物」と注意を呼びかけている。
http://www.asahi.com/articles/ASK4F7J79K4FUBNB00K.html
さて、「スイセンはニラと見分けがつきにく」いということだけど、たしかに「見分け」は難しいだろう。しかし、嗅分けは容易いだろう。視覚よりも嗅覚。あの強い匂いは水仙にはない。水仙が韮みたいな匂いを放っていたら、水仙の花の持っているイメージがかなり変わってきちゃうよ。その匂いのせいもあるのだけれど、韮を味噌汁の具にするという発想はなかった。薬味ならともかく。これってけっこう一般的なレシピなのか。