本を買った。
野矢茂樹『言語哲学がはじまる』岩波新書、2023波戸岡景太『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』集英社新書、2023Toni MOrrison『暗闇に戯れて――白さと文学的想像力――』(都甲幸治訳)岩波文庫、2023【10月新刊予告2 20日発売】
— 岩波新書編集部 (@Iwanami_Shinsho) 2023年10月6日
野矢茂樹『言語哲学がはじまる』
言葉とは何か。20世紀の言語論的転回を切り拓いたフレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインの思考に、一歩一歩迫ります。予備知識はいりません!3人の天才の思考が繋がり、答えに近づいていく?様子が手に取るようにわかります。 pic.twitter.com/BsFIyPo86o
【10月新刊予告②】
— 岩波新書編集部 (@Iwanami_Shinsho) 2023年10月27日
野矢茂樹『言語哲学がはじまる』
「ミケは猫だ」。なんの変哲もない、こんな身近な一文から言葉とは何かを問い、問いを一歩ずつ深めていきます。フレーゲ、ラッセル、ウィトゲンシュタインはどう考えたのか。言語哲学の根幹に関わる考え方をわかりやすく紹介。重版も決定しました! pic.twitter.com/ETxJrTWpAg
【10/17発売予定】『スーザン・ソンタグ 「脆さ」にあらがう思想』波戸岡景太(集英社新書)進歩という名の暴力に対する、「知性」の闘い──クィア批評やメディア論における最重要人物の一人、ついに入門書が誕生 https://t.co/6JB6X3Tdxj
— 河村書店 (@consaba) 2023年9月17日
注目の新刊『スーザン・ソンタグ』
— 名著解説ラジオ(雪かわ) (@nandatteiijyann) 2023年9月22日
スーザン・ソンタグの解説書が新書で出版されます☺️
「反解釈・反写真・反隠喩”で戦争やジェンダーといった事象を喝破した、批評家スーザン・ソンタグ。クィア批評やメディア論における最重要人物の入門書」
詳細こちらです📚https://t.co/BCqZmlXqZJ pic.twitter.com/edTKKyj3t5
【新刊】
— 岩波文庫編集部 (@iwabun1927) 2023年9月14日
トニ・モリスン『暗闇に戯れて 白さと文学的想像力』都甲幸治訳 https://t.co/CezngVqlIh
現代アメリカ文学を牽引した作家による革新的な批評の書。キャザーやポー、トウェイン、ヘミングウェイの作品を通じ、アメリカ文学史の根底にある「白人男性を中心とした思考」を鮮やかに描き出す。 pic.twitter.com/WzVLQLgcLI
浜忠雄『ハイチ革命の世界史――奴隷たちがきりひらいた近代』(岩波新書)、トニ・モリスン『暗闇に戯れて――白さと文学的想像力』都甲幸治訳(岩波文庫)を併せて。革命で生まれた「世界初の黒人共和国」ハイチが、同じく革命で共和国となったフランスやアメリカのレイシズムにどれだけ翻弄されてきたか。 pic.twitter.com/IxyO95kqwT
— 白岩英樹 SHIRAIWA Hideki (@s_andersonian) 2023年10月5日
そして、アメリカ国内では黒人がいかに人種的な「他者」として捏造され、「黒さ」が禁忌や欲望、悪といった観念に結び付けられてきたか。両書に共通するのは、「客体」として暴力的に搾取されてきた人々を「主体」として捉え直そうとする問題意識。
— 白岩英樹 SHIRAIWA Hideki (@s_andersonian) 2023年10月5日
奴隷主が生きられるのも、彼らの自由も、すべて奴隷の存在に依存している。「真の可能性は、生命の保証もなく自由も自立も奪われているかに見える奴隷のほうにこそある」(浜)。現代の「隠された奴隷制度」の打破は、構築主義に立脚した「主体」の回復にかかっている。
— 白岩英樹 SHIRAIWA Hideki (@s_andersonian) 2023年10月5日
トニ・モリスン『暗闇に戯れて』の感想。モリスンは作家としてでもなく批評家としても一流であることを本書は証明している。アメリカ文学の主流は白人男性によって支配されていた。彼らの小説では黒人は名前も与えられないことが多い。黒人には生きる権利がないかのように。 pic.twitter.com/5eRIPkEbNS
— みあ (@miasakanaga) 2023年10月7日
アメリカの自由とは白人男性にだけ門戸が開かれていて、彼らは自分達の欠点を黒人に投影することで、階層社会で一定の権利を保持したのである。モリスンはこの暗い領域に光を当てた。
— みあ (@miasakanaga) 2023年10月7日
アメリカ文学は人種を比喩的に描写したが、そのためにはアフリカニズムが必要性を持つようになり、アメリカ的自己が崩壊したのだ。結果として、女性や人種的マイノリティの作家の再評価が進み、白人とはどのように構築され、どのような社会的影響力を持つのか研究されるようになったのである。
— みあ (@miasakanaga) 2023年10月7日