Via https://nessko.hatenadiary.jp/entry/2023/01/17/105842
NHKの報道;
「ダイオウイカは、主に太平洋側の水深200メートルから1000メートルの海に生息しているとされ、鳥取県の海岸で見つかるのは珍しいということです」という。しかし、2001年に日本海の新潟県糸魚川沖でダイオウイカが撮影され、その直ぐ後に、新潟市の海岸に死んだダイオウイカが打ち上げられている*1。ダイオウイカの日本海シフトというのはあるのだろうか?
鳥取県の海岸に死んだダイオウイカ漂着 体長3m超
2023年1月15日 17時22分
15日、鳥取県岩美町の海岸で体長3メートルを超えるダイオウイカが漂着しているのが見つかりました。海岸に漂着した際にはすでに死んでいたとみられるということです。
15日午前、鳥取県岩美町の海岸に巨大なイカが漂着しているのを通りかかった人が見つけました。
連絡を受けて調査をした「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」によりますと、見つかったのはダイオウイカで獲物を捕らえる「触腕」と呼ばれる長い腕がなくなるなど損傷が激しい状態で、海岸に漂着した際にはすでに死んでいたとみられるということです。残っている部分の長さは3メートル20センチほどでした。
ダイオウイカは、主に太平洋側の水深200メートルから1000メートルの海に生息しているとされ、鳥取県の海岸で見つかるのは珍しいということです。
海岸の近くに住む40代の男性は「家の窓を開けると人が群がっていてとても大きなイカが打ちあがっていました。とにかく大きくてびっくりしました」と話していました。
「山陰海岸ジオパーク海と大地の自然館」の学芸員で海洋生物が専門の小矢野悠造さんは「このイカは、何らか理由で日本海側に回ってしまい、水温が低いうえに海が荒れているため、弱って漂着したものと考えられる」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230115/k10013950281000.html
ところで、「何らか理由で日本海側に回ってしまい、水温が低いうえに海が荒れているため、弱って漂着した」という説明なのだけど、そもそも海上や海面近くの波風がダイオウイカの棲息する深海域に影響するものなのだろうか。また、深海域の水温は常時低温で安定しているものなのでは? こういうことは、「新島守」としての後鳥羽院*2に問い詰めてもらわなければならない。