「ガーシー」でOK!

時事通信の記事;


ガーシー氏渡航届は不許可 参院議運委、全会一致で
8/2(火) 12:57配信


共同通信

 与野党は2日の参院議院運営委員会理事会で、NHK党のガーシー氏が提出した海外渡航届を許可しないことを全会一致で決めた。同党は、アラブ首長国連邦に滞在中のガーシー氏*1が3日召集の臨時国会に欠席するとして、渡航届を提出していた。

 国会法は議員が召集日に登院するよう定めている。理事会では「納得がいく理由がない」との意見が出た。帰国して出席するようN党に働きかけることも確認した。

 渡航届は7月26日を開始日とし、終了時期は「未定」としている。渡航理由は「政治経済事情調査」と記載されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3ce2e335eedeb3c54dd5858cae9cb750927ed3f7

これを読んで、乾いた笑いしか起きないのだった。「渡航届」って言っても、既に「渡航」してしまっているわけだし、「7月26日を開始日とし」というのも明らかな嘘だろう。7月25日には日本にいたということはあり得ない。
朝日新聞』曰く、

「ガーシー」「水道橋博士」で国会活動OKに カタカナのみは2例目
7/28(木) 18:28配信


朝日新聞デジタル

 参院選で初当選したユーチューバーでNHK党のガーシー氏(本名・東谷義和)が通称で国会活動することになった。本会議場の名札などは「ガーシー」となる。カタカナだけの通称は参院では2例目で極めて珍しい。

 28日の参院議院運営委員会理事会で了承された。参院によると、1997年から公職選挙法上と同様の通称使用が認められており、ガーシー氏は通称使用の届け出を提出していた。過去にカタカナのみの通称使用で活動したのは、2002年に繰り上げ当選したフィンランド出身のツルネン・マルテイ氏(民主党)だけだという。

 通称での活動は、タレント出身の議員が芸名をそのまま使う場合が目立つ。今回も自民党生稲晃子氏や日本維新の会の中条きよし氏、れいわ新選組水道橋博士氏らも認められた。参院では非改選も含む計34人が通称で活動することになる。一方、衆院では参院で認められる以前から通称使用が可能であり、届け出が必要ないため使用人数は把握していないという。(楢崎貴司)
https://news.yahoo.co.jp/articles/88fc617424a6a823a108d41ccaeac11c7ad98b0f

実は、こちらの方が驚いた。参議院議長が


ガーシー君!


とか呼びかけるのを聞いたら、それこそ議場内外で大爆笑しかないのでは? これは「生稲晃子」や「中条きよし」や「水道橋博士」とは明らかに次元を異にしているよ。これがOKなら、例えば、井上義行*2


ムーニーマン


という名前で議員活動をやってもOKになるのでは?
ところで、 東谷義和が帰国を拒んでいるのは「逮捕」を恐れてのことだという。
デイリー新潮編集部「「ガーシー参院議員」逮捕の可能性はどれくらいあるのか?」によると*3


NHK党を率いる立花孝志党首は7月15日に定例会見を行い、ガーシー氏について、「逮捕されないという保証がない限り、帰国する予定はありません」と語った。

 逮捕容疑として想定されているのは詐欺だという。

「いわゆる“BTSに会わせる詐欺”です。自身のブランドがK-POPスターの彼らとコラボするので、海外に行けば会わせることができるとのことで、旅費や滞在費などを振り込むように仕向け、20人ほどの女性から計4000万円程度を振り込ませたと言います。その際に“舞台装置”として使われ、女性たちが信じる根拠となったのが、ガーシー氏と綾野剛新田真剣佑をはじめとする、芸能界における幅広そうな交友関係でした」


「しかしその後、コロナ禍のせいでコラボがキャンセルになったと言いつつも返金されることはなく、コトが露見したという流れでした。ガーシー氏自身は、預かったカネはギャンブルに使ったと告白した後に、被害者に対して弁済が済んだことも明かしています。ただ、詐欺罪は親告罪ではないので被害届などがなくても捜査当局が立件に向けて動くことが可能です。立花党首の“逮捕されないという保証がない限り”という発言は、この点を踏まえてのものでしょう」(同)
「被害者に対して弁済が済んだ」場合、証拠隠滅や逃走の虞がない限り、「逮捕」には至らず、在宅起訴とかで済まされるんじゃないか。まあ、出国したり帰国を拒否したりして、自ら証拠隠滅や逃走の虞を実証してしまっているわけだけど。或いは、これ以外の余罪がばれるのを恐れているのか?
東谷義和の「除名」はハードルが高いようだが*4、もし「除名」になったとしても、彼は比例区なので、後釜はNHK党の誰か、ということになる。