観音繋がりで

先日淡路島の観音に言及したのだが*1、その繋がりで北海道・芦別の観音様;


これはそもそも「北の京・芦別」というテーマ・パークの一部*2。さて、「北海道大観音」から「北海道天徳大観音」と改称したこの観音様を所有している「宗教法人」。調べてみると、「天徳育成会」という*3。『Japanese Religions』という宗教情報サイトによれば、「天徳育成会」は石川県金沢市にあり、「天理教の傘下にある宗教団体」だという*4天理教? 何故天理教*5が観音様? こんな疑問が出てくる。「天徳育成会」自体のサイトは見当たらないのだが、或る経路で*6、この芦別の観音を管理している「宗教法人天徳育成会の北海道分院である天徳院(天徳館)」のサイトを見つけた*7。これを見ても、「親神様」や「陽気ぐらし」といった天理教用語は全く出てこない。写真が出ている「住職」(!)も普通の仏教僧の恰好をしているし。そういえば、Wikipediaでは「2013年1月に石川県金沢市曹洞宗系の宗教法人「天徳育成会」が大観音像を購入」と記述されている。曹洞宗か! 因みに、「天徳育成会」のところには「同じ金沢市内に位置する天徳院*8とは無関係」という註が打たれている。まあ、仏教とはいっても、「霊界」とか、俗流スピリチュアル思想の影響が強いようだけど、まあそれでも「天理教」よりも「曹洞宗」の方が近いことは確かだ。