先日淡路島の観音に言及したのだが*1、その繋がりで北海道・芦別の観音様;
北海道天徳大観音(旧北海道大観音)の展望室は胸の部分で、左手のすぐそば(2007年撮影)。宗教法人の所有となってからは残念ながら関係者以外非公開のまま。モノレール跡も撤去されました。夕景は2018年に通りがかりに撮影。空撮された方の動画に展望室が映ってます。https://t.co/E7eVFnZom3 pic.twitter.com/4TBAhs2FIV
— ワンダーJAPON編集部公式(旧ワンダーJAPAN編集部公式) (@isamu_WJ) 2021年3月18日
これはそもそも「北の京・芦別」というテーマ・パークの一部*2。さて、「北海道大観音」から「北海道天徳大観音」と改称したこの観音様を所有している「宗教法人」。調べてみると、「天徳育成会」という*3。『Japanese Religions』という宗教情報サイトによれば、「天徳育成会」は石川県金沢市にあり、「天理教の傘下にある宗教団体」だという*4。天理教? 何故天理教*5が観音様? こんな疑問が出てくる。「天徳育成会」自体のサイトは見当たらないのだが、或る経路で*6、この芦別の観音を管理している「宗教法人天徳育成会の北海道分院である天徳院(天徳館)」のサイトを見つけた*7。これを見ても、「親神様」や「陽気ぐらし」といった天理教用語は全く出てこない。写真が出ている「住職」(!)も普通の仏教僧の恰好をしているし。そういえば、Wikipediaでは「2013年1月に石川県金沢市の曹洞宗系の宗教法人「天徳育成会」が大観音像を購入」と記述されている。曹洞宗か! 因みに、「天徳育成会」のところには「同じ金沢市内に位置する天徳院*8とは無関係」という註が打たれている。まあ、仏教とはいっても、「霊界」とか、俗流スピリチュアル思想の影響が強いようだけど、まあそれでも「天理教」よりも「曹洞宗」の方が近いことは確かだ。
*1:https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/07/07/154957
*2:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E3%81%AE%E4%BA%AC%E3%83%BB%E8%8A%A6%E5%88%A5
*3:Eg. http://www7.plala.or.jp/tower/ashibetsu/hokkaidokannon.html
*4:https://japanese-religions.com/jr6220005000629/
*5:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20101208/1291824398 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170815/1502817361
*6:https://hatinoyado.hatenablog.jp/entry/2016/03/15/070000
*7:http://tentoku-in.com/index.html
*8:https://tentokuin.arunke.biz/ See eg. https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A9%E5%BE%B3%E9%99%A2_(%E9%87%91%E6%B2%A2%E5%B8%82)