前橋*1というと、是枝裕和の『そして父になる』*2で、リリー・フランキーは前橋市で電器屋を営んでおり、取り違えられた子ども「琉晴」も前橋市の病院で生まれたことになっていた。また、衰退した商店街が映し出され、一家でロードサイドのモールのフード・コートに行くシーンもある。
id:bluenote1969
群馬県と言えば、高崎の隣り街の前橋市中心街の寂れ方も深刻です。JR前橋駅の北口にあった唯一の商業施設のイトーヨーカドー前橋店が閉店してから十数年、けやき通りを北上して上毛電気鉄道のターミナルである中央前橋駅に至るまで、ほぼ完全な「シャッター通り」です。とても県庁所在地の中心駅の周辺とは思えない静けさの中で、中央前橋駅の向かいにある風俗店だけが、妖しげなネオンを光らせていました。群馬県は、自家用車保有率日本一という土地柄ですので、皆さん郊外のロードサイドのショッピングモールに行かれるのでしょう。
群馬県ということだど、桐生*3の中心部の静けさに吃驚し、或るとき、タクシーで桐生に入ったら、ロードサイドのモールやファミレスが繁盛しているのに再度吃驚したということがあります。25年前のことですけど。自動車社会としての群馬を実感できる小説は、絲山秋子の『ラジ&ピース』*4でしょうね。
- 作者:絲山 秋子
- 発売日: 2011/10/14
- メディア: 文庫
*1:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20090114/1231911646 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160719/1468938150 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160823/1471959494 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170227/1488168813 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20170307/1488859508 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180618/1529285622 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2020/08/25/100235
*2:Mentioned in http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20150709/1436464381 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20160314/1457927942 http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20170528/1495997329 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180301/1519913511
*3:See also https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20180618/1529285622 https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/2021/01/23/112730
*4:Mentioned in https://sumita-m.hatenadiary.com/entry/20160620/1466390379