横田滋

新潟日報』の記事;


【動画あり】横田滋さんが死去
87歳、拉致被害者めぐみさん父


 1977年に新潟市北朝鮮に拉致された横田めぐみさん=失踪当時(13)=*1の父、横田滋(よこた・しげる)さん*2が5日午後2時57分、老衰のため川崎市の病院で死去した。87歳。自宅は川崎市川崎区。葬儀・告別式は近親者のみで行う。97年に結成された「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」の初代代表に就き、長年、署名活動や講演などを通じ、拉致問題の早期解決を訴え続けた。

 徳島市出身。札幌市内の高校卒業後、51年に日本銀行へ入行。62年に早紀江さん(84)と結婚し、64年10月5日に長女、めぐみさんが生まれた。新潟市の日銀新潟支店に勤務していた77年11月15日、寄居中1年だっためぐみさんが下校途中に消息を絶った。

 長年、めぐみさんの行方は分からなかったが、97年に北朝鮮工作員に拉致されたとの情報がもたらされた。

 当初、政治と世論の多くが「拉致疑惑」として扱う中、滋さんは早紀江さんや、めぐみさんの双子の弟拓也さん(51)、哲也さん(51)とともに拉致問題に向き合うように訴え続けた。

 2002年9月17日の日朝首脳会談で当時の北朝鮮トップが拉致を初めて認めたが、めぐみさんら8人については「死亡」とした。

 07年に家族会の代表を退いた後も救出活動に尽力。新潟日報社などが主催する「忘れるな拉致 県民集会」にもほぼ毎年参加し、早期解決を願い続けたが、18年4月からパーキンソン症候群川崎市内の病院に入院していた。

 政府が認定する未帰国の拉致被害者の「親世代」で存命なのは早紀江さんと、神戸市の有本恵子さん=失踪当時(23)=の父明弘さん(91)の2人だけとなった。

 早紀江さんと拓也さん、哲也さんは連名で「多くの方々に励ましやご支援をいただきながら、めぐみを取り戻すために頑張ってきましたが、(滋さんは)めぐみに会えることなく力尽き、今は気持ちの整理がつかない状況です」とのコメントを発表した。


2020/06/05 19:25
https://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20200605547929.html

日本経済新聞』;

横田滋さんが死去、87歳 拉致被害者家族会元代表
社会・くらし
2020/6/5 19:18 (2020/6/5 22:06更新)

北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん(失踪当時13)の父で、拉致被害者家族会の代表を務めた横田滋(よこた・しげる)さんが6月5日午後2時57分、老衰のため死去した。87歳だった。拉致被害者救出運動のシンボルとして活動した。告別式は近親者で行う。関係者によるお別れの会を行うが日取りなどは未定。

1977年11月に新潟市の海岸近くで下校途中に行方不明になった長女、めぐみさんを巡り、97年に金賢姫北朝鮮工作員の証言から拉致の可能性が浮上。実名での救出運動を決意し、同年3月に家族会を結成、約10年間代表を務めた。

2002年の日朝首脳会談北朝鮮は拉致を認め、めぐみさんは「自殺した」と通達。証拠として提出した「遺骨」がDNA鑑定で別人の骨と判明し、「憤りを覚える」と厳しく批判した。

07年に健康不安から家族会代表を退任。14年3月には妻、早紀江さん(84)とモンゴルを訪れ、めぐみさんと韓国人拉致被害者との間に生まれた孫娘キム・ウンギョンさんと面会した。近年は体調を崩し、療養生活を送っていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO60046890V00C20A6CC1000/

See also


横田滋さん死去 87歳 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親」https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200605/k10012460061000.html
横田滋氏死去」https://kojitaken.hatenablog.com/entry/2020/06/06/081209


ところで、金正恩は花輪のひとつも送るのだろうか。