使役動詞

NHKの報道;


自民 桜田前五輪相「子どもを最低3人くらい産むように」
2019年5月29日 22時13分


桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣*1は、29日夜、自民党議員のパーティーで、少子化問題に言及し、「子どもを最低3人くらい産むように」などと述べました。このあと、桜田氏は、「誰かを傷つけたりする意図はなかった」などと釈明するコメントを出しました。

自民党桜田前オリンピック・パラリンピック担当大臣は、29日夜、千葉市で開かれた自民党議員のパーティーに出席し、あいさつしました。出席者によりますと、桜田氏は少子化問題に言及し、「子どもを最低3人くらい産むように」などと述べたということです。

このあと、桜田氏は「子どもを安心して産み、育てやすい環境を作ることが重要だとの思いで発言したが、さまざまな生き方が尊重される社会であるべきと考えており、それを押しつけたり、誰かを傷つけたりする意図はなかった。ご理解をいただければ幸いに存じます」などと釈明するコメントを出しました。

桜田氏は先月、別の自民党議員のパーティーで、「復興以上に大事なのが議員だ」などと発言して、大臣を辞任しました。

少子化問題をめぐっては、自民党加藤寛治衆議院議員が去年、「3人以上の子どもを産み育てていただきたい」などと述べて、その後、謝罪し、発言を撤回していて、桜田氏の発言に批判が出ることも予想されます。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190529/k10011934191000.html

さて、他のソースを参照して、

文殊堂@monjudoh

桜田前五輪相の発言、記事タイトルで「子供最低3人くらい産むように」とされているので誤解を招いている感がある。
記事本文には「お子さん、お孫さんには子供を最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」とあるからもっと酷いんですよ。

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6:08 PM - 29 May 2019
https://twitter.com/monjudoh/status/1133902928790544384

と指摘している方がいた。
『日刊スポーツ』の記事;

蓮舫氏、子ども最低3人の桜田氏発言を「論外」
5/30(木) 10:26配信 日刊スポーツ


立憲民主党蓮舫副代表が、自民党桜田義孝前五輪相(69)の「子ども最低3人くらい産むよう」発言を「論外」と非難した。

桜田氏は29日、千葉市で開かれた会合で少子化問題に言及し「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼び掛けた。

蓮舫氏は同日深夜に更新したツイッターで、桜田氏の発言を「論外」とピシャリ。「おなかに10カ月。母になるうれしさはもちろんあるが、仕事があるならば育休、産休と両立の不安に待機児童の問題。高齢出産ならば、お産そのものへの不安。経済面での不安さえ、ある。産むことはとても簡単な時代ではない。その認識さえもない、のか」と批判した。

翌朝になっても「だめだ。朝から嫌な気持ちがおさまらない」と蓮舫氏。「人口減少社会は日本の政治が取り組むべき大きな課題です。だからこそせめて希望出生率がかなう政策を講じるべきなのに『3人』って何なの」「おそらく。無邪気なまでの発想発言なのかもしれないが、この男性の意識がどれだけ女性を追い詰めてきたのかを桜田前大臣は知るべきだ」とした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-05300243-nksports-ent

スポニチ』;

室井佑月 桜田前五輪相の「子ども最低3人」発言に「そう思ってるから言っている」
5/30(木) 13:53配信 スポニチアネックス


 小説家でタレントの室井佑月(49)が30日、コメンテーターを務めるTBSの情報番組「ひるおび!」(月~金曜前10・25)に生出演。自民党桜田義孝前五輪相(69)=衆院千葉8区、二階派=が会合で少子化問題に触れ「お子さんやお孫さんにぜひ、子どもを最低3人くらい産むようにお願いしてもらいたい」と来場者に呼び掛けたことに言及した。桜田氏はこの発言後、「誰かを傷つけたりする意図はなかった」などと釈明するコメントを出した。

 室井は「失言の類いが多すぎて、私は今回はあんまり響かなかった」としつつ、「でも、どうなのかなあ、失言して、そういう意図はなかったみたいに後で撤回したりするけど、そう思ってるから言っちゃってるんじゃないの。だから失言しちゃって悪意がなかったって言って撤回するんだったら、どうしてそう言ったかの説明すればいいんじゃない」と指摘した。

 MCの恵俊彰(54)は「以前も震災よりこの議員の方が大事みたい言い方をしてしまいましたけれど、震災復興には、この議員が大事なんですよって言えばいいことなんですけど…」と苦言を呈していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190530-00000138-spnannex-ent

やはりNHKの報道はミスリーディング。生殖可能な年齢層の人たちに「子どもを最低3人くらい産むように」と直接言っているわけではない。というか、その会合にはそうした20代や30代の人はいなかったのだろうか。多分その場にいた人たちの多くは、20代や30代の「お子さんやお孫さん」を持つ高齢者なのだろう。そういう高齢者に、「 お子さんやお孫さん」へプレッシャーをかけろと要求しているわけだ。例えばこだまの『夫のちんぽが入らない』*2にも出てくるけれど、身内からのプレッシャーほどストレスフルなことはないかも知れない。つまり、家族内の軋轢をもっと増やせと言っているようなものだ。
夫のちんぽが入らない (講談社文庫)

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さて、


伊吹早織*3「「男性はそんな質問されないと思う」テイラー・スウィフトが答えるのを拒んだ質問」https://www.buzzfeed.com/jp/saoriibuki/taylor-swift


曰く、


話題になったのは、5月24日に配信されたドイツ通信社とのインタビュー*4

12月に30歳の誕生日を迎えるスウィフトさん*5に対して、「30歳になることは、人生の節目だと感じますか?いつか子供を産んで、お母さんになりたいですか?」と記者が質問すると、スウィフトさんはこう答えた。

「男性が30歳になっても、そんな質問はされないと思います。だから私も、その質問に今は答えません」

さらに、「30代になると、20代の時ほどストレスを感じたり、不安を感じたりしなくなったと言う人が多い」と歳を重ねることへの期待感も語り、「30代になっても、20代の頃と同じように、いろんなことに挑戦したり失敗したりしたい」と話した。