婿殿の叛乱?

承前*1

木更津市会議員殺しの下手人は娘婿だった。
朝日新聞』の記事;


後継指名、白紙になり逆恨みか 市議刺殺容疑の娘の夫
3/11(月) 11:06配信 朝日新聞デジタル


 千葉県木更津市中央2丁目のマンションで住民の市議、石川哲久(のりひさ)さん(71)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された親族の男が石川さんから後継指名を受けながら、白紙に戻されていたことが捜査関係者などへの取材でわかった。千葉県警は逆恨みをした疑いがあるとみて調べている。

 県警は10日深夜、石川さんの長女の夫で無職の石川祥一容疑者(44)=岡山市東区=を殺人容疑で逮捕し、発表した。「殺意はなかった」と容疑を一部否認しているという。県警は11日午後、祥一容疑者を殺人容疑で送検した。

 捜査関係者などによると、祥一容疑者は家庭内暴力などを理由に離婚協議中で、別居していた。石川さんは昨春に祥一容疑者を市議の後継に指名したが、その後に取りやめ、今春の市議選に自ら立候補することを決定。17日には総決起大会を予定していた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00000037-asahi-soci

毎日新聞』;

木更津市議殺害 容疑者を送検 妻と離婚協議中 事前に凶器を準備
3/11(月) 12:38配信 毎日新聞


 千葉県木更津市中央2のマンションで9日夜、住人の木更津市議、石川哲久(のりひさ)さん(71)が殺害された事件で、10日に殺人容疑で逮捕された娘婿の無職、石川祥一容疑者(44)=自称・岡山市東区城東台=が事前に凶器を準備したという趣旨の供述をしていることが県警への取材で明らかになった。県警は2人の間にトラブルがあったとみて動機などについて調べている。

 逮捕容疑は9日午後7時20分~同8時50分ごろ、石川さん宅で、石川さんの頭を鈍器のようなもので殴り、胸や腕を刃物のようなもので複数回突き刺すなどして殺害したとしている。

 県警によると、殺意は否認している。昨年5月には祥一容疑者の妻から家庭内のトラブルについて県警に相談があったという。現在は離婚に向けて協議中だった。

 複数の市議や県議らによると、祥一容疑者は大手住宅メーカーを経て、石川さんの紹介で一時は県選出の国会議員の秘書を務め、統一地方選の県議選や市議選への出馬を模索していた。石川さんも支援者たちに紹介していたため後継者と思われていたが、結局、4月の市議選には石川さんが出馬することになり、祥一容疑者は実家のある岡山に戻っていた。

 県警は11日午後、祥一容疑者を千葉地検に送検した。【信田真由美、加藤昌平、町野幸】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190311-00000025-mai-soci&pos=5

岡山市出身の彼がどのような偶然と必然によって木更津に流れ着いて、ローカル政治家の入り婿になったのか。これがそもそもの謎。彼のDVに警察がもっと早く介入していれば義父は殺されなくて済んだということになるが、勿論それは後知恵にすぎない。殺された市議だって、自分の娘に向けられている暴力が自分に向かってくるだろうとは予測できなかったわけだ。