当該の!

承前*1

あの水島宏明、ひっそり*2と「謝罪」していたのね*3。「謝罪」とはいっても、無内容なそれにすぎないわけだけど。
さて、その「逆ギレ」事件を伝える、


TABLO編集部「あんたが間違ってるやん! 偉そうなジャーナリストが自分の予約ミスを棚上げしてホテル名を晒す」http://tablo.jp/street/news003714.html


これは基本的にダメ記事だと思う。この記事では「水島宏明」という名前は晒されていない。しかし、「上智大学文学部教授兼ジャーナリスト」と勤務先の上智大学の名前が晒され、さらに上智の校舎の写真まで添付されている。この件はそもそも「偉そうな」水島の言動の問題なのであって、上智大学とは関係ない。だから、水島の名前を匿して上智大学の名前を晒すというのは本末転倒なのだ。せめて、(例えば)アグネス・チャンも卒業したカトリック系の大学とか表記しておけばよかったのに! 「上智大学」という名前だけ晒すことの効果は低学歴者のルサンティマンを煽るくらいだろうか。それから、「端的に説明すると、該当のジャーナリストが東日本大震災被災地取材のため学生12人と自身を含めた13人のホテル宿泊予約をインターネット上にて行った」という表現があるけれど、「該当の」じゃなくて、当該のだろう。ちゃんと校閲しろよ。
同じサイトの、やはり「ホテル」絡みの


TABLO編集部「これ、廃墟ですか? 伊勢・夫婦岩近くの旅館で酷い目にあったという学生団体客の告発内容がスゴい」http://tablo.jp/street/news003668.html


曰く、


告発文には、以下のような怒りと悲しさのにじむ内容がある。

【団体で宿泊1泊14000円。綺麗なのは玄関だけ、汚い布団に狭い部屋。食事の内容は書いてあるのお品書きと全然違ってお作りなんか出ないしメイン料理が冷めたカレーコロッケ2つで唖然とした、謳っていた伊勢海老も松阪牛もでてこない。学生という理由で浴衣の貸出も断られ布団も自分たちでひいた。クレームの電話を入れるも謝罪のみ、14500円払えば松阪牛や伊勢海老が含まれる夕食になっている様子だったためこちらも1人500円追加したらどうなるのかと尋ねると学生だからという理由で断られる。布団は小さく足が出る、とても汚い】

 上記は抜粋だが、告発した利用者は付近で開催されている何らかの大会(インターハイとの憶測が濃厚)に出場する学生チームメンバーのようで、実際には他の利用者レビューとの比較や、ホテルの実名も掲載されている。

また、「この告発は、伊勢の消費者センターに連絡するも相手にされず、さらに該当ホテルが加盟する旅館組合に連絡するも思うような対応がなされなかったためのSNS告発となったようだ」という。
これは、水島宏明に命令すべきだね。名誉恢復のチャンスを与えるから、今すぐ伊勢に行ってこの件を調査せよ!
ところで、この記事、日本語の混乱のせいで、よくわからないことがある。私の日本語辞書では、「学生」という言葉は、大学や専門学校といった高等教育のユーザーを指す。しかし、上の記事には「インターハイ」という言葉が出てくる。「インターハイ」といえば高校生じゃないか。私の日本語辞書では、高校生は「学生」じゃない。生徒。高校生だったら、生徒だけで遠征旅行をする筈はなく、顧問の教師とかが付き添っている筈で、ホテルとの交渉やクレームの申し立てについては、教師が責任を持つべきなのでは? もしかして、引率の先生というのがコミュニケーション能力が極度に低く、ネットに関するリテラシーもないので、生徒が仕方なく関係機関との交渉に当たっているということ?