533 hounds still left

承前*1

『ハフィントン・ポスト』(『朝日新聞』)の記事;


2018年07月23日 12時45分 JST | 更新 2018年07月23日 12時45分 JST
マカオのドッグレース場、530頭の犬を放置したまま閉鎖。罰金の可能性も
運営会社は以前から犬を虐待しているとの指摘も受けていた

朝日新聞社提供


犬530頭放置したままレース場廃止 マカオ政府が非難

 庶民のギャンブルとして親しまれてきたマカオのドッグレース場が、約530頭の犬を場内に放置したまま閉鎖したとして非難されている。マカオ政府は一時的に犬を保護すると共に、運営会社に引き取り先を見つけるよう指示しているが、メドは立っていない。

 レース場を所有するマカオ政府は2年前、契約期限が切れて閉鎖される今月20日までに飼い主を確保するよう運営会社に指示していた。一部は引き取り先が見つかったものの、飼い主探しはうまくいかず、運営会社は閉鎖直前、「犬の管理責任は政府にある」などと主張しだした。マカオ政府は「責任転嫁は許されない」とし、1頭あたり最大10万パタカ(約140万円)の罰金を科す可能性を示している。


 レース場に残されているのは、グレーハウンドと呼ばれるレース犬。マカオ政府に手配された獣医師や動物保護団体の関係者が当面、飼育にあたる予定。ただマカオの外に持ち出すには、検疫手続きが必要なほか、家庭での飼育も容易ではなく、引き取り先を見つけるのは難航しそうだ。

 運営会社は「マカオのカジノ王」と呼ばれる大富豪のスタンレー・ホー氏がトップを務め、実質的には4番目の妻の梁安蒞氏(立法会議員)が経営を担っている。ホー氏はかつてマカオの政財界に強い影響力があったとされる。だが、96歳と高齢で近年は表舞台から遠ざかっている。マカオ政府から公然と非難される事態は、力の衰えを象徴しているとも言えそうだ。

 マカオのドッグレースは1931年に開始。カジノ人気におされて収入が激減したうえ、動物保護団体から虐待との指摘も受け、厳しい経営環境に陥っていた。(広州=益満雄一郎)

朝日新聞デジタル 2018年07月23日 11時09分)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/07/22/close-dog-race_a_23487323/

正確には533頭*2。6月にこの問題を取り上げたときには、「約650頭の犬の引き取り手が確定して」いないということだったのが*3、1か月で100頭以上の犬の引取先が確定したことになる。とはいっても、遅すぎるのだが。

*1:http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20180625/1529948893

*2:See Asssociated Ptess “Macau takes in 533 dogs after Asia's only race track shuts” http://www.msn.com/en-xl/asia/top-stories/macau-takes-in-533-dogs-after-asias-only-race-track-shuts/ar-BBKTiWs

*3:益満雄一郎「マカオ、ドッグレース廃止へ 犬の行方に懸念の声」https://www.huffingtonpost.jp/2018/06/24/dog-race-in-macao_a_23466526/