毒がない

生田綾「東大で“男女の垣根”を越えたファッションショー開催へ 「これまで当たり前だった価値観を考え直す」」https://www.huffingtonpost.jp/2018/05/14/tokyo-university-fashion-show_a_23434632/


曰く、


東京大学(東京都文京区)の安田講堂で、6月3日、性別や体型問わずに着られるコーディネートを披露するファッションショーが開催される。

発起人は、女性装の東大教授として有名な安冨歩さん*1と、メンズサイズのかわいい洋服を提供するファッションブランド「blurorange(ブローレンヂ)」*2のデザイナー・松村智世さん。企画に賛同した丸井グループも実行委員会のメンバーに名を連ねる。

当日は、男性から女性へと性別を変えたタレントの西原さつきさんらゲストとともに、ファッションを通じた多様な社会の実現について考えるトークセッションも実施される。

なぜ、アパレル界ではメンズ、レディースと「男女」がカテゴリーで分けられるのか。なぜ男女で違う服を着なければならないのか。この疑問を問い直すことが目的だ。

東大教授の安冨さんは、「男女で区分けするという、これまで当たり前だった価値観や発想を考え直すことで、ファッション業界に新しい風が吹き込んでほしいと思います。歴史と権威のある安田講堂でこのようなファッションショーを開くことは前代未聞で、大きな意義があると思っています」と話す。


「blurorange(ブローレンヂ)」は、体型や性別を問わずに「かわいい服を着たい」と思う人のために生まれたブランド。目の錯覚を駆使したデザインを取り入れ、肩幅がガッチリしていても違和感なくワンピースなどのアイテムを着こなせる。
写真を見るかぎりだと、「かわいい」というよりはお淑やかという感じがする。或いは、毒がないというか。どうせなら、過激(過剰)なかわいらしさを追求して、「ピンクハウス*3を超えればいいと思う。
朝日新聞』の記事;

メルヘン着倒す井川遥さん 「時代を代表」ピンクハウス
後藤洋平2018年5月24日10時25分


 放送中のNHK連続テレビ小説半分、青い。」に出演する井川遥さんが毎回着用している衣装が「かわいい」「懐かしい」とSNSで話題になっている。花柄やレース地にフリルやコサージュが付いた服はすべて「ピンクハウス」。ドラマが描く1980〜90年代に人気を博したブランドだ。「メルヘンチックな服を着るには強い意思が必要で、役柄に合う」と脚本の北川悦吏子さんにこだわりがあったという。

 「かわいい!」「懐かしいです」「我が青春!! ピンクハウス」――。5月1日、井川さんがインスタグラムでピンクハウスを着た写真をアップすると、コメントの書き込みと1万を超える「いいね!」が集まった。その後、ツイッターでは「ピンクハウス」がトレンドワード入り。「井川遥ピンクハウスが毎日楽しみ」といった書き込みが今も続いている。

 井川さんが演じているのは、永野芽郁(めい)さん演じるヒロインが勤務する漫画家事務所の秘書、菱本(ひしもと)若菜。厳しさと優しさが同居する役どころだ。

 「まずは『ピンクハウスを着倒せる人』 そこからのスタートでした」。脚本の北川さんは井川さんの起用理由について、ツイッターでそう書く。さらにNHKの広報担当者に聞くと、「メルヘンチックな服で、着るには強い意思が必要。厳しい性格かつ優しさを持ち、こびない役柄に合うという、北川さんのこだわりから」。菱本の実質的な初登場となった4月26日放送分の台本には「ピンクハウス着用。全く笑わない」と書いていたという。

 北川さんが「時代を代表するブランド」と指摘するピンクハウス。芸能界でも愛好者が多く、漫才師の宮川花子さんもその1人だ。「女の子の夢のような服。高価で気軽に買えない分、多くの人がより憧れたのでは。映えるので、今でも舞台衣装として着ることがあります」と語る。

 ブランドはドラマに全面協力。朝ドラで話題になって以降、ピンクハウスへの問い合わせも増えているという。広報担当者は「現在も全国の店舗で展開しているが、改めて知ってもらえる機会になっているのはうれしい」と声を弾ませる。ドラマの衣装は、作品の時代設定である90年代初頭のものではなく、近年発表された服だという。(後藤洋平)
https://www.asahi.com/articles/ASL5P5VPRL5PUCVL029.html